偽りのチェス ー1999年の秋ー

巫 紀乃がやってきたッ！ ページ3

この私、巫 紀乃(かんなぎ ことの)は
君たちが思っているより、壮大な人生を歩んでいる。
…まぁ、話すと長い。
また、別の機会に話すとしよう。


そして、九月六日の今日…
私はぶどうヶ丘高校に転校することになった。

単なる引越しだとかそんなのじゃない。

私は任務をしにこの町にやってきた。


その任務は、
東方仗助を偵察すること。

え？
どこからの任務だって？
それは教えられないわ…
またこれも別の機会に


空条 承太郎がいなくなった今、この杜王町には敵は限られている…




仗助sird

今日から二学期か…
やっとだ

担任のどうでもいい長話が右の耳からはいって左の耳へ抜けていく。

一時限目 移動教室なんだよー早くしよーぜー

まぁ、体育館に集まって二学期の初めの校長のクソ長い話を聞くのはもっとツライだろう。
今シーズンは風邪が流行っていてうつるといけないから体育館で集まらないらしい。


ふー

あーやっと終わったっぽい。
仗助は軽く背のびする。

担任「あー、あと」

え？まだあんのかよ？長い…




担任「転校生が来ました」




え？え？
さっきまでしーんとしていたクラスが一気にざわめく。


担任「巫 入れ…」

わーマジか！男子か？

ーガラガラ
クラス中が息をひそめる



……！


ーーー彼女が入ってきたとき、スローモーションに見えた。

コツ、コツ、コツ…
靴の音までもが遅く感じた。




先生が沈黙を破る
担任 「巫、自己紹介頼む」


『……はい…
……巫 紀乃…です』


紀乃…
どっかで聞いたことあるよーなないよーな…

「巫は東京から来たそうだ。
皆、仲良くするように。

…席はーーーそうだな東方！お前の隣で」

ええー！マジっすか！
なんか責任感…

彼女はコトン、と隣に座った。
『東方さん、よろしくお願いしますね。』
ークラスの男子の視線が痛い…

「は、ハイ。分からないことあったら何でも聞いてくれっす…」


そしてHRが終わった…

なんて言うかずごいふいんきをかもしだしてる
と言うか…

とにかく、なんか彼女に見られてる気がしていたたまりもないのだった。

巫 紀乃は何者？→←杜王町は届かない

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

デニムタイトスカート

ラッキージョジョキャラ

巫　紀乃

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