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34 drops ページ35
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楽しみにしていた日は、思っていたよりも早く来た
Aちゃん今日お弁当持っていきます!
俺が起きる1時間以上前に届いていたメッセージ。
2人のトーク画面に吹き出しが増えたのは、ラインを交換したあの日以来で。
寝起きでぼやぼやしていた視界が、Aちゃんのアイコンを捉えた瞬間にシャキッとピントが合い出した。
「、は、？！まじで、、！」
もっと先だと思ってたから全然心の準備してなかった、、
ふかだありがとう!めちゃくちゃ楽しみ!!
もう嬉しすぎてどうしたらいいんだろう
そもそも俺、女の子にお弁当作ってもらうなんてよく考えたら初めてかもしれない。
自分の好きな子が自分のためにわざわざお弁当作ってくれるなんて、そんなに嬉しいことあります？
やばい、今日はちゃんと寝癖直していこう
服、どれがいいかな
なんて、気がつけば
頭の中には君の顔を思い浮かべた自分がいて
少しでもAちゃんの中にいる��俺��が
かっこいい姿でいて欲しくて。
これくらいでちょっとだけ頑張っちゃうの
少し前の自分に見られたら、お前変なのって笑われるかもしれないな。
今まで付き合ってきた子達だって、ちゃんと好きだったはずなのに
自分でも不思議なんだ。
俺が自分で��恋してる��って感じるのは、
Aちゃんのこと
好きになってからの最近だけ、なんだ。
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作者名：スイ. | 作成日時：2021年10月1日 20時
