あのね、代わりになるよ

8話 ページ10

まだ草太さんと鈴芽ちゃんが言い争い(?)をしているなか僕はなにげなくT○it○erを見てまわっていた


そこには見馴れた白い猫が…


『僕も鈴芽ちゃん同じで白い猫探し手伝いますよ､、その体じゃぁ目立ってしまうでしょ…あと、2人ともこれ見て』


そう言うと鈴芽ちゃんは椅子を持ち上げ僕が出した画面をのぞきこむ


鈴「これって…」


『うん、昨日の白い猫だね』


意志があるからなのかカメラ目線のものが多くあざとかわいい､、癒される…って違う
次に目に入ったのは #ダイジンといっしょ っていうタグだ


鈴「ダイジン…たしかにそんな感じするね」


『いろんな人に写真撮られてる…僕にも撮らせてくれないかなぁ』


思わず口元がにやけている僕に鈴芽ちゃんが笑っていた


草「こいつ、電車で東に移動してる。追わなければ！ここでさよならだ。今までありがう、鈴芽さん、Aさん､、、気をつけて帰りなさい」


そう言って1人で捕まえに行こうとする草太さんに僕たちは呆れた


『じゃぁ探しにいきますか』


歩き始めようとすると草太さんが止めようとしてきた


草「?!…帰らないと親が心配するだろう？！」


鈴「平気！うち、放任主義ですから！」


『ちなみに僕のところは許可取得済みです』

鈴芽ちゃんの後にすぐさま言う
そんな僕たちに草太さんが焦りを見せた


草「危険な旅になるし君たちについてこられても困るんだよ！！」


『ねぇ草太さん？貴方その姿で歩き回るつもりですか？ダイジンがSNSで有名になっているみたいに貴方のことも世間にバレますよ？今どきの人たちって何でもかんでもあげたがりますからねぇ』


草「くっ…」


痛いとことろをつかれたのか黙りこんでしまった。鈴芽ちゃんは少しだけ驚いた表情を見せたあと僕の言葉に頷いた


『諦めなよ、おにぃさん？』


草「……仕方がない。ダイジンを見つけるまで2人ともよろしく頼む」


鈴「もちろん！」


なんやかんやあって同行が許されたのであった
別に？脅してなんかないよ

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