19話 ページ21
呼ばれた分家の者は今から何が始まるのかと怯えていた
その中には小さい子づれや年老いた夫婦など年齢層は様々だ
「宗像様のお孫様がおみえになりました！」
ざわつく庭
お孫様と呼ばれた人は昔おばあちゃんが見せてくれたひいおばぁちゃんなそっくりだった
しかし、背はそれほど高くなく十代、二十代に見えた
ひいおばぁちゃんはゆっくりとそれでいて事の重大さが分かるように言葉を紡いだ
宗「祖父の代理で申し訳ありません。我ら閉じ師の数は年々減ってきておることは周知の事実だと思うが、最近は数が足りぬほどに地震の数が増えてきております。そこで我らはミミズを抑えるために生け贄を用意することにした……」
「そんな…」
「誰がなるんだ…」
「うそ…」
ひいおばぁちゃんなの言葉に集められた分家の人たちは絶句していた
宗「我らも贄を用意するか迷いましたが、このままでは拉致が明かないのです…分家の皆様には酷な知らせだと思いますがこの中から選ぶことにしました」
普通ならば、こんな身勝手な話を受け入れられず暴れる人が出てくるだろう…しかし、事の重大さがわかっているのか誰も暴れなかった
みんな下を向き唇を噛み締めて誰がなるか知らされるのを待った
宗「できれば親子の方が力が発揮される…十に満たぬ子どもはいるか？いたら、ワシの前に出てきてほしい」
そう言って出てきたのはたった一組だけであった…この事が意味するのは必然的にこの親子がなるということである
母「そんなのあんまりです！この子にはまだ知らない世の中が沢山あるのですよ？！なのにｯどうしてｯｯ！！」
「お母さん、にえってなに？」
荒れ狂う母親はわが子を抱き締めながらひいおばぁちゃんにたてついた…回りにいる人たちも気の毒には思っているが助けようとはしない
宗「そうは言ってもな…これは、分家だけでなく本家にも影響を及ぼすのだ」
母「そんなので！納得がいくと思っているのですか？！」
今にもひいおばぁちゃんにつかみかかろうとする母親を近くにいた警備員が押さえた
「貴様！現当主のお孫さまにたてつくということが何を意味するのかを知らない訳がないだろう？！」
宗「……よい。この反応が当たり前なのだ､、しかしお主らの力が必要なのだ。もし要石が無ければもっと沢山の人がﾀﾋにいたるのじゃ」
重い言葉は母親にも刺さったのか力なくその場に崩れて子どもを抱いて泣いていた
宗「準備を…」
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もなか - 入りきらなかったので続きです→わがままですみません...でも、作者様の創るストーリー大好きなので、作者様の創る結末ならなんでも楽しんで読みます!!長々とすみませんでした...汗 (2023年1月5日 11時) (
レス) @page34 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - はじめまして!この作品自体は前から知っていたのですが、コメントしていいのかわからなくて...最近、見かけるようになったので私も!!と思いまして...草太さん落ちとか、夢主ちゃんが草太さんの代わりに要石になる結末が見てみたいです...!これからも応援します!! (2023年1月5日 11時) (レス) @page34 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
美郁(プロフ) - めっちゃ主人公がどうなるか気になります！！凄い面白いです！！ (2023年1月4日 14時) (レス) id: f0d1cce09e (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 面白すぎです (2023年1月2日 23時) (レス) @page31 id: e2952ddb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しのために今日も生きる | 作成日時：2022年12月8日 10時
