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クリスマスパーティの翌日も野球部は
もちろん通常通りの練習。

冬合宿も折り返し地点、みんなの疲労も
かなり溜まって来てるけど、もう一踏ん張り。

朝、練習の用意をしていると
元気な声が近づいてくる。


成「A先輩、おはよう!!」
 『はいおはよう。』
成「先輩会いたかったー!」
 『は?』


なんだか半泣き顔になりながら、いきなり
会いたかったとか言ってくるこの後輩。

昨日も会ってたじゃん。
けど様子的に私をからかってるわけではなさそうだ。


成「よっしゃパワー注入完了!今日も頑張ろ!」


最終的には一人で解決して走っていった。


 『何なの?』
カ「おはざっす。」
白「おはようございます。」
 『カルロス、白河おはよう。ねぇ成宮なんかあった?』
カ「あー、昨日面倒くさい女に告白されたみたいで。」
 『それはまた。』
白「先輩も、気をつけて下さい。」
 『私?』
カ「もちろん鳴は振ってますけど、相手の女、
 諦めないって言ってたらしいんで。
 相手は先輩のことも、把握してます。」
白「相手は1年みたいなので何かされたらすぐ言ってください。」
 『白河が、そんな心配してくれるなんて...』
白「大事なマネージャーに何かあったら困るだけです。」


そう言って白河はスタスタ歩いって行ってしまった。


 『あれ、照れ隠しって思っていい?』
カ「いいと思います。」
 『まぁとにかく気にかけてくれてありがとう。
 でも大丈夫だよ、今までも何もないわけじゃなかったし。」
カ「やっぱ色々あったんすか?」
 『んー、そんな大したことはないけど。
 やられても、フル無視してガン飛ばしてる。』
カ「ははっ、さすがA先輩。」
 『だって、そんなことでみんなに迷惑かけて
 野球の邪魔するわけにはいかないから。
 今はもう何もされてないから大丈夫。』
カ「でも今回のことで、何かあったらちゃんと鳴に言って
 やって下さい。アイツ、自分のせいで先輩が知らない所で
 何かされてたら、許せないと思うんで。俺も心配だし。」
 『分かった、気をつけておくね。カルロスもありがとう。』
カ「うす。」


成宮だけじゃなく、本当にいい後輩達だ。
個性強すぎる面々ではあるけど。



それにしても、成宮に告白した女の子、
いったいどんな子なんだろう。
カルロスと白河があれだけ言ってくるってことは
用心しておくに越したことはなさそうだ。







..........。

成宮、告白されたんだ。
可愛い女の子なんだろうな。

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作者名:mari | 作成日時:2022年8月12日 12時

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