【◇】御幸一也の姉ちゃん (ページ47)

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新キャプテン（おまけ）ページ47

*一也目線*

御「あれ？電話終わった？」

倉「おう、もうほとんど話し終わってたから
代わらなくていいってよ。」

御「最後、何を長々と話してたんだよ？」

倉「別にー。大したことじゃねぇよ。
お前が頼んねぇことしてやがったら、後ろから
ケツ蹴り上げときますって言っただけだ。
そしたら、そんな感じでよろしくってよ。」

御「え？そこ二人で結託してんの？怖すぎだろ。」

ボールを受けろとうるさい沢村を撒いて、部屋に戻る。

いつ姉ちゃんに連絡しようかとずっと先延ばしに
していた電話をかけ終えることができて、一段落だ。

向こうから連絡してくることもできたのに
俺の連絡をずっと待っていてくれたんだろう。

かける言葉にしても、距離感の詰め方がさすがだ。

まぁ、決勝戦の後に鳴と話すため、会いに行ってたのは
ちょっとムカついたけど。

今はまだ探り探りの新チームだけど、姉ちゃんが
応援に来る頃には、またいい試合を見せたいと素直に思う。

まだ甲子園に行くチャンスは2回残ってる。

こっからまた、仕切り直しだ。