Daisy..**

私が再び ページ30

長い沈黙の後、真っ直ぐ


DH「…うん。って言ったら？」


その言葉に横を見ればその瞳はどこか遠くを見てて…



「ドn「好きって言ったら戻ってきてくれるの？」

口を開くなり重ねられた言葉に…息が詰まって


「違っ「そもそも。２人は上手くいかないと思うよ？」

違う…違うと焦って開いた言葉は…被さった言葉に消えてなくなった




DH「ひょく、ああ見えて芸能界でもモテるから。きっとAは不安でやっていけないよ。」


DH「いつも辛くて泣いてたじゃん、あんなの比じゃないよ。」





DH「…なんで泣いてんの？……嘘は言ってないよ、俺」





「違…ごめ…」

言葉に出来なくてこくこくと頷くしかなかった


だって本当にドンへの言う通りそうかもしれない、耐え難い事が多いのかもしれない
スジンと付き合ってる時からスジンがそんなこと言ってたから。

不安すぎて。不安で眠れない日だってくるのかもしれない


けど



そうじゃなくて、あー…ってひょくちぇが言ってた意味が初めてわかった。





きっと今頃ちゃんと終わらせてる2人…


私とドンへも“話し合い”が必要だって思ってた




本当…勘違いも甚だしい



「…ごめん…ごめんなさいドンへ」



DH「…は？笑」




…そう思ってももうすることなんて決まってた。


「ごめんなさい…」

困惑する彼の顔なんて見えなくて…ひっ、と出る嗚咽に手で顔を覆った




全部、本当に全部ひょくちぇの言う通り。

私とドンへは今は会うべきじゃなかったのかもしれない



きっとこうなることがわかってたんだ







ひょくちぇはきっと…




「私は…ひょくちぇとこの先別れることがあってもドンへの所には戻らない…。」





私がまたこうやって。


…ドンへを傷つけることをひょくちぇはわかってた

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