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*18* ページ18

THside




その日から変わったことがもうひとつある



ユキはお昼休みに必ずどこかに行くようになった



お弁当を持って軽く小走りに教室を出て行く






ある日の朝、サラはユキを呼び出した



人通りの少ない廊下に連れてきてユキにこう聞いた




SR「ねえ、ユキ。あんた最近やけに楽しそうじゃない?」




「そうかな?」





サラの声は今まで聞いたこともないような恐ろしい声だった



正体を知っている僕たちでも驚くような声



でもユキはそれに負けじと知らないふりをしていた



口を割らないユキに少し呆れて



サラが諦めた


SR「そう。てゆうかグクとテテにはもう近づかないでね。もうあの2人には私がいるんだから。」




「…」





そう言い残してサラはこっそり角から見ていた僕たちの方に来た




そのまま教室に帰って授業を受ける



そしてやっとの事でお昼休み



もちろんユキはいつも通り教室を出て行く



僕たちはそのあとを追った









ついたのは屋上



様子を見ていると5人の先輩もいる



ユキは笑っていた



楽しそうに笑っていた



今の僕たちには見ることが許されない



昔のユキがいた




*19*→←*17*



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ゆずき(プロフ) - 本当に最高でした。 (2022年7月23日 21時) (レス) id: 2a9ae59ee6 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - 久しぶりにめっちゃ泣きました 続きが見ていたいです! (2020年6月2日 9時) (レス) id: 26ef12c15f (このIDを非表示/違反報告)
YGfamily_Kokoro - 生きている限り必ずしも終わりは訪れるもの、でもそれがいつ来るか何て誰にも分からないこそ今を精一杯に生きて人生の終わりに“幸せだった”と思えるように私もこれからの人生を生きていきたいと思いました。素晴らしい作品をありがとうございました! (2019年2月20日 0時) (レス) id: 5a0264ec65 (このIDを非表示/違反報告)
YGfamily_Kokoro - いつも通りな日こそ幸せなことはないということ、当たり前な日々が永遠に続くとは限らないからこそ今を大切に生きていかなければいけないということを学ぶことができた作品でした。 (2019年2月20日 0時) (レス) id: 5a0264ec65 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - 最初、涙目になりながら前編を読んでいて後編をみて、まだ半分しかみてなかったのに号泣しました。 本当に、素晴らしい作品でした(T∀T) (2019年2月12日 19時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マリー | 作成日時:2017年10月20日 20時

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