〇連れ出す ページ32
『…』
私は階段を降りる。
この''夢''から早く目覚めて欲しいとしか自分に言えなかった。
「…」
「…！」
『…？』
降りていくと外から何か声がするのが耳に入った。
Aは外に出ようと扉を開けると見覚えのある兎と黄緑のツインテール？があった。
『…あ』
この子は確か、ココロさんの…
すると、丁度振り返った2人は私を見つけるやいなや「あー!!!!!」なんて声を上げられた。
『？！』
私はビクッとした。
こちらの事は気にせず、女の子はAの元に駆けていく。
「新人さんだぁあ!!!!」
「ニャー!!!!」
と鳴くウサギ。
青いウサギ…
初めて見た。
こんな風に青い生き物は加工写真とかしか見たことない。
『こ、こんにちは…？』
私は軽く屈んで挨拶をする。
「こんにちは!!!!!」
「ニャー!!!!!!」
頭をぺこりと下げられる。
なんだ、普通にいい子だ。
私は軽くその子の頭を撫でながら、しゃがみこんで視線を合わせる。
「新人さんはこの街初めて？」
『うん……そうだよ。昨日？ここに来たの』
「えぇー!!!昨日？！」
「ニャニャー!？」
2人は驚いた。
2人は後ろを向いてゴニョゴニョと話した後、バッ振り向いて
「それならアタシが案内してあげる!!!」
「ニャー！」
と笑顔で言った。
『え、でもぉお！？』
善し悪しを聞かずにこれまたグッと腕を引かれ、手を付きながら立ち上がるが身長差で結果、結構腰が痛い体勢で歩かせられる。
「行くよ、ゴンベ!!!!!!」
「ニャーニャー!!!!!!」
『ちょっ！まっ！』
2人は気にせず、ガレーラカンパニーのドッグから出ようと歩いて行く。
『じっ！自分で、!!あ、歩けるから!!!』
「ゴンベ、どこに連れていったらいいかなぁ〜」
「ニャ〜」
『？！』
まさかの聞いてない…だと…？！
この…、この距離で届かないなんて！
私の声はアリんこ並なのか！
Aは転ばないようにするが、容赦なく幼い子供である少女は腕を引く。
流暢にガレーラカンパニーの扉を開けて外に出る。
見覚えのある橋も渡り、どんどん奥に進んでいく。
通り過ぎる人にクスリと笑われた。
Aは恥ずかしくて頭を下げる。
next…〇
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アルっさん(プロフ) - 記念すべき100票目！しっかり満点で入れらせていただきました！続編の更新も頑張ってください(*´-`) (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 16d5fcc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
〇:『Hello,Girl』のURLです。リクエストはこちらに掲載 - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/triall/ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 午後のミル貝さん» ありがとうございます！良かったぁあ…面白いと言っていただけで嬉しいです！(´；ω；`)出来る限りで頑張ります！コメントありがとうございました！ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - とても話が面白くて読んでいて楽しいです！更新待っています (2018年12月28日 1時) (レス) id: 4f38584cb5 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 小桜藍さん» おまたせしましたぁ！★："代金"ですのでどうぞ！全話あげました！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作成日時：2018年10月27日 22時
