〇眠る ページ16
『…』
やばい、眠い。
どうにかして、早くここから去らないと行けないのに…
いつも11時には寝てるからかめちゃくちゃ眠い。
「A、寝ても構わんのじゃぞ」
『し、しかし…』
「別に明日…じゃなかった、後で色々聞くからの。それまで寝ても怒られんじゃろ」
『おぉぅ……』
聞かれるのか…
するとお腹にまわっていた解けたと思ったら、頭を軽く撫でられる。
アカン、マジで寝てしまいそう。
瞼が重くて、もう駄目だ…
いしきが…
『…』
ﾎﾟｽｯ…とカクの背中に重みが来た。
「お、寝おったわい」
カクはいまだに頭を撫でている。
「…」
向かいに座っていたルッチがノートをAのノートをテーブルに置くと、腕を組んだ。
「なんじゃ、ルッチ」
「此奴に甘くないか」
「そうかの？そんなことないと思うが…そういえば、パウリーは？」
「外で葉巻を吸いに行っている」
「彼奴、そういう所は意外としっかりしとるんじゃな」
「さて、と」
Aをそっと抱えて、ソファに寝かせるとカクは立ち上がって足を進めようとする。
「どこに行く」
「毛布を取ってくるんじゃ、Aが風邪引いてしまうじゃろ」
「…」
矛盾していることに気づいているのかコイツは…
なんてルッチが思ったかは分からないがカクは気にせず、毛布を取りに部屋を出た。
「…」
ソファから立ち上がって少女の前に立つ。
すると扉から出てきたのは葉巻を吸い終えたパウリーが入ってきた。
「あ〜、あ？おいルッチ、お前なに突っ立ってんだよ」
「黙れっポー」
「テメッいい加減にっ…」
ルッチに向かって足を進めると死角で見えなかったがソファの上には少女が眠っていた。
(それならそうと早く言えｯ！)
(お前が気づかないのが悪いっポー)
「あんだとｯ!!!」
パウリーはルッチの胸倉を掴むがルッチは両手を軽く上げて降参のポーズをとる。
(静かにしろっポー、起きてしまうっポー)
ルッチが指さした少女を見ると、蹲(うずくま)っていた。
「ﾁｯ…」
掴んでいた手を離す。
(カクはどうした)
(毛布を取りに行ったっポー)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルっさん(プロフ) - 記念すべき100票目！しっかり満点で入れらせていただきました！続編の更新も頑張ってください(*´-`) (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 16d5fcc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
〇:『Hello,Girl』のURLです。リクエストはこちらに掲載 - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/triall/ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 午後のミル貝さん» ありがとうございます！良かったぁあ…面白いと言っていただけで嬉しいです！(´；ω；`)出来る限りで頑張ります！コメントありがとうございました！ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - とても話が面白くて読んでいて楽しいです！更新待っています (2018年12月28日 1時) (レス) id: 4f38584cb5 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 小桜藍さん» おまたせしましたぁ！★："代金"ですのでどうぞ！全話あげました！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Marubox | 作成日時：2018年10月27日 22時
