心 × inar

ごっこ ページ30

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学校が休みの日。


前にだいちゃんとテレビを見てて、だいちゃんが楽しそうに見てた番組で…








有｢ねぇね、さいみ、じゅつって、なーにぃ？｣

伊｢催眠術？…、自分の意思とは別に、体が動いたり…あとは、うーん、なんて言ったらいいのかな、催眠状態…、｣

有｢おれも、……さいみん、なったら、うめぼし、たべられるかなぁ､､｣








そう、アイドルが催眠術にかかって、苦手を克服出来るのか！という企画をやっていた。




しかし…可愛いかよ
可愛い悩みだ。笑

でも…催眠術って良い事もあるけど…






有｢いのちゃっ！やりたいっ！！くふふ、いのちゃんもいっしょ、やろ！！｣

伊｢……、じゃあ、梅干しだけね？梅干しが食べられるかどうか、っていう実験だけだよ？｣









だいちゃんから、何かやりたいって言ってくれた時は危険じゃないことなら出来るだけ体験させてやるって決めている。




ただ、催眠術…

怖いって思ってた物が怖くなくなったり、逆に好きな物が嫌いになったり…。





オレは、あんまり好きくない。







有｢…でもね、あのね、いのちゃ､…さいみ、…こわい？｣

伊｢んー…、怖くないってわけじゃない、かなぁ｣


有｢……うぅー、こわいの、や！…、

…………あっ！いのちゃんが、やってぇ！！｣









…ん？笑

やって、…とは､､







伊｢、…オレが？｣

有｢ん！｣

伊｢だいちゃんに？…｣

有｢んっ！！くふふっ｣







だいちゃんが素直で純粋だから直ぐに思考を変えることが出来るのは、十分に分かってたはずなんだけど。



多分もうテレビに出てた催眠術師のことは興味なくなってる。笑









有｢ねーえ、やってぇ、｣

伊｢催眠術師じゃないよ？オレ、笑｣

有｢んーんっ、いのちゃ、やるのぉ｣

伊｢じゃ、催眠術ごっこ、でいい？｣

有｢ごっこ！やるーっ！！｣









…心底楽しそうなので、


これから催眠術ごっこ、始めます。笑





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