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#27 ページ27

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「A、おめーなんでマフィアのことなんか調べたんだ? 情報を持っていたら危険かもしれねーとは思わなかったのか?」

「それ、は……単なる興味、で」


無理のある言い訳だ。理由にすらなっていない。でも真実。


「なっ」


声を上げたのはディーノ。先程まで呆けていた。やっと戻ってきたようだ。


「そんなに、驚くことかな」


ありえない、と声には出していないのに聞こえてくるような顔をするディーノに何と言えばいいのか分からず、微妙な言葉を零す。


「いや、だって、何があるかわからねーんだぞ!? 平気で人の命を奪うやつなんてゴロゴロいるんだ!! もっと惨いことする奴だって……。もし目でも付けられたら…………!!」

「……君に言われたくないな」

「そうだぞ。さっきからごちゃごちゃうるせーぞへなちょこが」


いや、へなちょことかそういう問題なのか……?

いつもの通りリボーンがど突くが、ディーノはただ顔を歪めただけで悲鳴をあげない。


「あのな……Aはまだひでーことするようなヤツには会ったことないかもしれねーけど」

「うん」


先程リボーンに蹴られた部位を擦りつつ話すディーノ。
やはり少々格好つかないが、優しさは痛いほど伝わる。


「どんな時、どんな風に目を付けられるかわかんねーんだ。オレは友達が怖い思いするのも傷付くのも嫌だ」

「……じゃあさ、ディーノに守ってもらうよ」

「へっ?」


私の突拍子のない提案(?)にディーノは素っ頓狂な声をあげる。


「ディーノはキャバッローネの十代目ボスでしょ。近くにいる友人一人守れないで他の仲間やシマや誇りを守るなんて到底言えないよね」


そう、言いのけると側で聞いていたリボーンがボルサリーノの縁を引いてふっと笑った。


「え……いやっ、もちろんそれはそうだけどオレが言いたかったのはな」

「じゃあそれでいいね。お腹へったよ。はやく行こう」

「そうだな。ディーノがうだうだうるせーから無駄に時間が過ぎちまったぞ」

「なっおいA! リボーン!」


リボーンもここで引いたことに内心驚く。どうせリボーン相手には大して隠し事も出来ないから、これで良いなら何も言わないけれど。
ディーノの言葉を遮り、リボーンを肩に乗せて歩きだす。ディーノは慌てて横に並んだ。


「まあ、私の方が今のディーノより強いけどね」


目線だけ向けてそう笑うと、ディーノは少し目を見開いてから、眉を困らせて笑った。

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だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» こちらこそ!応援しています!頑張りましょうね…! (2018年4月2日 0時) (レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - だいだいさん» それは嬉しいです!!お互い頑張りましょう!応援しています!! (2018年3月29日 7時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» わわわわわ!!!ありがとうございます!とても嬉しいです!さにーさんの復活作品少し読ませて頂いてます!!好きです(混乱)頑張ります…!! (2018年3月28日 23時) (レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - とっても面白いです! 雲雀さんのお姉さんもの少ないので見つけた的は嬉しかったです! これからも頑張ってください! (2018年3月2日 14時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい@テスト.卒業式.コンサート前につき多忙(プロフ) - 水愛さん» わぁぁぁ……!!嬉しいの極みです…!ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月26日 16時) (レス) id: 875df42b8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいだい | 作成日時:2017年8月13日 14時

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