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「何、してるの」
「ちゃおっス」
「A！」
買い物の為に街中へ行こうと歩いていると、道の脇でディーノが盛大に転んでいた。それも、自身の右足に鞭を絡ませて。
呆れている私を見てか、赤面し慌てて立ち上がろうとするものの、絡んだ鞭がうまく取れず尻餅をつく。
仕方が無いから手を貸して立ち上がらせた。未だ顔が赤いまま……いや、むしろ先程より赤くなっている気がする。
「すまねぇ、ありがとな。A」
「どういたしまして」
「わかりやすいな」
「なっ言うなよリボーン！」
いつも通り軽い口喧嘩をする2人を眺める。仲が良い。漫画で読んだツナとリボーンもこんな感じだったな、と思い出した。いつか実際にその師弟も見ることがあるのだろうか。
「Aは買い物か？」
「無視かよ！」
私に急に話を振るのではっと顔を上げた。
「そうだよ」
「おい、荷物持ちの出番だぞ」
「い゛っ……わかってるから一々蹴るなって！」
リボーンに強烈な蹴りを与えられつつも私の横を歩き始めるディーノ。最近リボーンはやたらと私とディーノを一緒に行動させたがった。
リボーンのことだから何かしら目的があるとは思うのだがそれがわからない。ディーノと買い物に行くのはこれが初めてではなかった。いつも、私がこの街に来た初日の様に、ディーノと私が並んで歩き、その前をリボーンが歩いた。
「で、さっきは何をしていたの？」
「修行だぞ」
「へぇ？」
ディーノの代わりにリボーンが応える。ゆっくりと歩みながら話した。
「Aに負けた上に曲芸までなしにしてもらったからな。これ以上恥晒さねー様に修行してたんだ」
鮫との曲芸は私から言って止めてもらった。暗い水面に見え隠れする影は目にすると思っていたよりもぞわぞわと恐怖心を煽られた。
一度共泳したことがあるというディーノは隣で顔を真っ青に染め上げていた。流石に可哀想と思い、その顔だけで充分面白かったといえば、リボーンは渋々といったふうではあったが納得してくれた。
実際、ディーノのその顔はかなり面白かったし、私のその発言に対してディーノは恥ずかしそうにもした。でも命が危険晒されるより幾分かはましだと思って許して欲しい。
「まあ、そうだな……これからオレがしなくちゃならねーことも色々あるし、今のうちにこういう力もつけとかねーといけないから」
ディーノは鼻を膨らませて息を吐き出す。その瞳にはまだ弱いながらも責任感の光が宿っていた。
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だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» こちらこそ！応援しています！頑張りましょうね…！ (2018年4月2日 0時) (
レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - だいだいさん» それは嬉しいです！！お互い頑張りましょう！応援しています！！ (2018年3月29日 7時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» わわわわわ！！！ありがとうございます！とても嬉しいです！さにーさんの復活作品少し読ませて頂いてます！！好きです(混乱)頑張ります…！！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - とっても面白いです！ 雲雀さんのお姉さんもの少ないので見つけた的は嬉しかったです！ これからも頑張ってください！ (2018年3月2日 14時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい@テスト.卒業式.コンサート前につき多忙(プロフ) - 水愛さん» わぁぁぁ……!!嬉しいの極みです…!ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月26日 16時) (レス) id: 875df42b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいだい | 作成日時：2017年8月13日 14時
