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「私はフォントオタクよ。」


「フォント?」



九条は苦笑いして説明した。



「本とか、資料とかで字体ってあるでしょ?それが好きなの。聞けばなんでも答えてくれるし、このチラシにはこのフォントがいい、なんていうのも教えてくれるの。」


「じゃあ、本も好きなんすか?」


「え?あー、ラノベなら」


「ッ」


「お、落ち着け」



赤田さんの反応で何故顔を顰めているか教えてやろう。


此奴は文学オタク(純文学)なのだが、割と正義が自分の中で固まっているというか固まりすぎてるんだ。


その為、ラノベアンチに成り果てている。



「どしたんよ。」


「あのですねs」


「先輩!えっと、その此奴ラノベとか軽い系は読まなくて…」



そういうと、首を傾げ乍ら、机から降りた。



「あ、そーなんだ。ごめんよ。」


「いえ!怒ってなどいません!!」


「誰もンなこと言ってないんだけどね。」



はぁ、はぁと息を切れさせている宇多。


その横でそれを宥めているイケメン(キモオタ)。


九条さんはまだ苦笑い。赤田さんはよく分かってない様子。



「ひな、ちょっと来て。」


「うわ!何?!」



2人は奥の方へ行った。


宇多は蒸発している。(?)



「あのな、赤田さんも悪気はないんだ」


「そんなことは分かっている!!」


「嘘吐くなよ。」


「嘘ではない!多分!」


「自信ねェじゃん」



宥めるのに必死な俺は部長が来ていたことに気づかなかった。



「あ、部長!」


「ぶ!!?」


「おい宇多…。すみません、今退きます。」



俺よりやばくないか。宇多って。


昔もすごかったしなぁ。


回想していると部長が咳をした。


よくある先生の咳だ。



「あー、えっと、取り敢えず入部おめでとう。」


「あ、ありがとうございます。」


「…ありがとうございます。」


「入部早々なんだが、少し、このサークルの変更点が出てきた。」


「変更点?」



赤田さんが部長の隣に行き、部長の持っていた資料を横から見た。



「えっ」


「どうしたんですか?」



震える声で口を開く。



「サークル名、内容変更…いやぁ!活字ちゃぁぁん!!」



"あ"という文字のクッション(活字)を抱きしめる。

活字ちゃん?



「今言った通り、サークル名、内容変更。それが理事長からの命令だそうだ。」


「理事長!?」


「えっと、佐藤凛空。」


「…なんですか?」



怖い。何が言い渡されるだろう。

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作者名:きーちゃん | 作成日時:2020年1月14日 14時

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