47話 ページ48
昨日Aはあの後、爆豪のお風呂を借りて服を貸してもらったのだ。
ベッドから出たジャージの半ズボンから伸びた白くて細い脚が艶かしい。
と言いたいところだが、如何せん細くて筋肉が付き、女性らしさは皆無。
傷跡も多々ある為、そんな事は決して言えない。
「それはそうと『一緒に寝た』って言う表現、如何わしいね。」
「馬鹿なこと言ってねぇでさっさと出てけクソビッチ！！！！」
「あら、顔が赤いわよ。
意外に純情なのね。」
顔を赤くして怒鳴る爆豪を見て、Aは微笑む。
それが気に障ったのか、爆豪は舌打ちをして上のスエットを脱ぎ、着替え始める。
途端に目をそらすA。
普段から風柱の胸筋を見ていたとは言え、他の男の裸など見る機会はなかったのだ。
手当を除いて。
「今すぐ出て行くから、ちょっと待って。
無闇に嫁入り前の女人の前で着替えるものではなくて？」
「ハッ、テメェも生娘みてぇな事言ってんじゃねぇよ、クソビッチ。
さっさと出てけ、カス。」
Aは急いで部屋から出る。
深呼吸してから一言。
「昨日は夜遅くまでお話聞いてくれて、お風呂も貸してくれて、着替えの服も寝床も与えてくれてありがとう。
隣で人が寝るの久し振りだったけれど、よく寝れたわ。」
部屋の外から声を掛ける。
「別に俺が質問してただけだし、テメェが勝手に寝落ちしたんだろ。
相澤せんせーから生徒寮に泊めろって言う指示出たからそれに従ってただけだわ。
勝手に感謝してんじゃねぇ。キメェ。」
爆豪の優しさに微笑みながら下に降りる。
下で切島と目が合う。
真っ赤にしながら顔を逸らす切島。
その様子にAは苦笑する。
「さ、さ、さ、さっきは邪魔してすみませんでした！！！
でも、爆豪が遅刻すると思って、声かけようとしたんス！！！」
「うん、うん、分かったから一回落ち着こうか。
別に如何わしい事なんて一つもしてないから平気だよ。
此方こそ驚かせて申し訳ないね。
学校遅れない様にね。
いってらっしゃい。」
「はい、行ってきます！！！」
テンパリの余り敬語になる切島と挨拶をして教師寮へと向かう。
シャワーを浴びて着物に着替えていると鳴る電話。
相澤から2時間目までに部屋にある資料を持ってきてくれ、との事だった。
Aはプリントの束を持ち、台所へと向かう。
此処最近1番気持ちのいい朝だった。
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ゆきな(プロフ) - はえ〜…好き (2020年3月19日 3時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 待って泣く泣くてかもう泣いちゃたー！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月15日 3時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 随分遅れましたが続編おめでとうございまーす！！！！！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2020年3月14日 9時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 帰れない！嘘、(゜゜;)とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月14日 0時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - 最初から最後まで、読みました！とても面白かったです( ≧∀≦)ノ後ランキング5位おめでとうございます！(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北窓 | 作成日時：2020年3月12日 23時
