検索窓
今日:73 hit、昨日:123 hit、合計:330,247 hit

6話 ページ7

Side change








「久しぶりだね、ひ…諸伏くん」




思わず彼を名前で呼びそうになった私の表情は引きつってはいないだろうか。
ただラボの合同研究に出席していただけなのに、なぜこうなったのだ。









.











「お疲れさまです。次回もよろしくお願いします。」





教授とともに簡単にあいさつ回りを済ませてから、携帯を忘れたことに気付いて会議室へと引き返す。と、そこには見知った金髪が。







「え、降谷くん?」


「見覚えがあると思ったら、やっぱり古峯の携帯か。」





危ないから気をつけろ、とありがたい注意を頂いた。
グレーのスーツもそつなく着こなしていて実に目の保養である。ありがたや。
一緒に夕食をとろう、という流れで降谷くんの車の後部座席に座る。


てっきり外で食べるのかと思っていたが、お家にてご馳走してくれるらしい。
こんな時刻まで働いていて尚且自炊までしているのか。女子力高すぎな?
ちなみに今は午後10時を過ぎたところだ。







「ただいま。」


「お邪魔します。え、待って、降谷くん彼女いたの?」






明かりがついており、中から美味しそうな匂いがする。何よりも人が動く音。
大丈夫、古峯も知ってる人だ、と隣の彼が言うが、そういう問題ではない。
彼女だって何が楽しくて彼氏の女友達を紹介されなければならないんだ。



回れ右をして逃げようとすれば、ベビーフェイスゴリラに肩を掴まれる。
ドアが開く音がし、足音が聞こえたと思えば、何かを落とす音。

7話→←5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (885 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3026人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天然石 - 更新してほしいです (4月21日 14時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 更新してほしいです (12月24日 12時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
春香(プロフ) - 更新待ってます! (11月26日 11時) (レス) id: bb559b3d0f (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 続き書いてくださいずっと待ってるのですが (11月11日 16時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - 他作品から来ました。やっぱりすごく面白いです!このじれったい2人はどうなっていくんですか?!気になります! (10月16日 22時) (レス) id: 000b3a28d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:北窓 | 作成日時:2022年5月21日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。