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「夏休みだからってたるむんじゃないぞお前ら。
  明けにテストもあるんだから勉強もしろよ」
先生の言葉が音になって教室に響く。
誰もその音を拾うことはない。
私もその一人である。
今日はまいちゃんとエイジ君と水着を買いに行く。
浮かれまくってマスクを外して登校した。
何故かまいちゃんが買い物にエイジ君も!と言ってきかなかった。
午前中に終わった学校。
みんなが走って帰る。
私はいつもの速度で帰りの支度をする。
 え「早くしろよ」
エイジ君が私を急かす。
エイジ君もそわそわしていた。
 『はい、行こ』
エイジ君の隣に立つ。
階段を降り、玄関の前まで来るとエイジ君は私の腕を掴んだ。
玄関とは反対の方向に歩き出す。
 『どうしたの?』
 え「いや、、、。此処で待ってろ」
エイジ君は廊下の突き当りまで来ると腕を離した。
そして玄関の方に走る。
訳が分からないまま待っているとエイジ君が戻ってくる。
エイジ君が手にしていたのは靴と
大量の封筒。
 『何それ』
エイジ君が職員玄関に向かって歩き出す。
 え「これ、ラブレター」
もらってる、とは思っていたけど量が凄い。
 『流石エイジ君、モテるねぇ』
 え「いや、あげる」
エイジ君が大量の封筒を差し出す。
 『ん?』
 え「お前の」
 『え?』
差し出された封筒は30を軽々と超えている。
 『嘘でしょ』
受け取って宛名を見る。
確かにそこには私の名前が。
 え「早くしろ、まいに怒られる」
エイジ君が本気で私を急かす。
封筒を鞄に入れて靴を履いた。
急ぎ足でエイジ君の隣を歩く。

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- ホワイトティーさん» ありがとうございます!嬉しいです、頑張りまする (2019年9月27日 17時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトティー - 初見です!内容がめっちゃ好きです!!これからも楽しみに読ませてもらいますね! (2019年9月27日 1時) (レス) id: d142de45b5 (このIDを非表示/違反報告)
- ふむさん» ありがとうございます。気を付けます。アドバイス、ありがとうございます (2019年9月16日 8時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ふむ - 文を改行してくれると読みやすいと思います。 (2019年9月16日 0時) (レス) id: 16fda0fde4 (このIDを非表示/違反報告)
- かなとさん» ごめんなさい、気づきませんでした。ご指摘、ありがとうございます。これからもお願いします。 (2019年9月15日 22時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇な洋介 | 作成日時:2019年9月14日 20時

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