ジャンヌ・ダルクに恋したのは皇帝5【野坂悠馬】

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貴｢みんなに問い詰められても
知らないからね…私は…｣

Aは多分キスマの話を言っているんだろうな
本当なら襲いたかったと思っている

野｢分かっているよ…ま、それは僕も言えるよA｣

貴｢あ、あれは！悠馬の命令だから！｣

野｢僕の…？何…？｣

貴｢あう…！｣

Aは少し怯みその場にぺたりと座り込んだ

野｢ホントなら…これだけじゃ足りない｣

貴｢へ…？｣

僕はAにジリジリと迫り顔を近づけた

野｢…ホントなら…あの夜の事もやりたい｣

貴｢っ！｣

Aは顔を真っ赤にしていた

野｢ふふっ｣

貴｢痛いのヤダ…｣

野｢大丈夫だよ…僕に任せてよ｣

貴｢い、今はダメ…｣

ジリジリと迫るけどAは離れていく

野｢ダメ？なんで？｣

貴｢ダメなものはダメなの！｣

その瞬間乾いた音が僕のそばで響いた

野｢いたっ…！｣

貴｢あ…ご、ごめん！｣

僕は叩かれたんだって痛みで気づいた

貴｢冷やすもの持ってくる！｣

僕はジンジンと痛む頬を擦りながらその場で待つ

野｢迫りすぎちゃった…ははっ…｣

今のは100パーセント僕が悪いなって思った

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