30、叶えない恋3 ページ30
｢Aちゃんに『何もするな』って釘刺されたけど、進展させるなら強引にいかねぇと…って｣
｢だろうな｣
あの子は " 付き合いたい " なんて思ってないかも。
でもお互いに好きだと知った以上、なんとかしてぇと思うのがダチだろ。
昨日。
彼女の部屋に即2人きりにしたり、降谷ちゃんに合鍵を渡したり…
｢でもさぁ。俺があんな泣きそうな顔させたのは…堪えるな｣
降谷ちゃんに耳打ちしに戻った時の、あの子の顔。震える声
思い出したら胸が痛ぇの。
『実際泣かせたじゃねぇか』と言われて耳を塞いだ。
あーー！！ホント俺最低…
｢なぁ、萩原。そんなに心配しなくても大丈夫だと思うよ。昨日の夜、ゼロから連絡来たから｣
｢へ…｣
穏やかに微笑む諸伏ちゃんが見せたのは、スマホの画面。
ー 明日、水族館行ってくる
｢デートじゃん！！！！！｣
｢うるせぇハギ｣
帰宅する班長＆仕事が入った諸伏ちゃん(可哀想)と別れ、警視庁へと戻る。
庁舎まで徒歩数分
あれこれ心配したけど、水族館デートするなら…悪くはねぇだろ。良かった〜
｢さーて、仕事しますかぁ…｣
｢なぁ、ハギ。｣
｢ん〜｣
2人になった途端、陣平ちゃんにしては堅苦しい声で名前を呼ばれて足を止める。
｢…お前、本当はAのこと好きだったろ｣
ゆっくりとグラサンを外した親友の瞳は、やたら真剣で。
予想外のセリフに一瞬固まる。
…そ、っか。
案外恥ずかしいなぁ、これ。目を逸らして苦笑い。
｢…ん。ちょっとだけね｣
｢…｣
｢降谷ちゃんがあの子のこと好きだって知ってたし、奪うつもりも全く無かったんだけどな〜｣
｢…ハギ｣
｢悪い虫が付かないように見張るくらいの心持ちで近くにいてさ｣
｢あぁ｣
｢…けど｣
割と好きだったんだろうな。俺。
｢何度も、『降谷ちゃん、さっさと自分のモノにしてくれねぇかな〜』って考えてたよ。早く吹っ切れたかった｣
おどけたように笑っても、陣平ちゃんは顔色一つ変えない。
｢でも、あまりにも手に入れようとしないからさ……俺、そろそろ本気出してもいいかな〜なんて思ってたんだよな｣
｢…｣
｢ねぇ、じんペーちゃん｣
｢あ？｣
｢昨日、ハグしようとしたら止めたのって…俺が本気だって知ってたから？｣
｢…１回抱きしめちまったら制御効かなくなりそうだろ。ハギは｣
｢かもねぇ…｣
苦笑した直後、陣平ちゃんの携帯が鳴った。
｢へいへい、こちら松田………は？｣
｢ん？｣
｢水族館に爆弾…｣
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re(プロフ) - 樹菜さん» 樹菜さん、有難いお言葉、本当にありがとうございます(;-;)とっても嬉しいです！なんとか完結できるように！のんびり頑張りますので、ぜひ今後もお付き合い下さい(*^^*)寒い日が続きますが、樹菜さんもご自愛くださいね✨ (2022年12月24日 7時) (
レス) @page11 id: 6b9303296e (このIDを非表示/違反報告)
樹菜(プロフ) - この作品すごく楽しみにしてるので、消さないで欲しいです（т-т）ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます!!ここ数日寒いのでお身体に気をつけて頑張ってくださいね( *´꒳`*) (2022年12月23日 15時) (レス) @page26 id: d9d95eb8b3 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - 樹菜さん» 樹菜さん、またコメントありがとうございます…！✨他の作品も読んで下さっているのですか…！わー！本当に嬉しいです…😭✨ありがとうございます！完結目指して、これからも更新頑張りますので、是非最後までお付き合い下さい！(*^^*)✨ (2022年12月11日 6時) (レス) id: 6b9303296e (このIDを非表示/違反報告)
樹菜(プロフ) - 更新ありがとうございます！reさんの他の作品も楽しく読ませて貰ってます！このお話大好きなのでこれからも待ってます!! (2022年12月10日 18時) (レス) @page20 id: d9d95eb8b3 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - 樹菜さん» 樹菜さん、コメントありがとうございます！✨久しぶりの更新になってしまって、本当にすみません💦久々すぎて需要も無いかなと思っていたので、本当に嬉しいです…！励みになります😭✨更新頑張りますね！ (2022年12月6日 6時) (レス) @page15 id: 6b9303296e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re
| 作成日時：2022年6月30日 13時
