. ページ15
・
一人で大丈夫！と息巻いてきたくせに、早速大丈夫じゃない状況になってます
本当に、誰この人たち！
「え〜、お姉さん1人でしょ？俺らと遊ぼうよ」
『あはは…遠慮しまーす』
ナンパする人って本当にこんなに誘い方するんだ……なんて謎の関心をしていると、持っていたジュースをずっと取られる
『は、え、ちょ、返してください！』
「いーじゃん！ほら、一緒に行こうよ〜、運んであげるから！」
『本っ当に結構です、返してください！』
「えー、怒ってんの？かわい〜」
「そうでしょうね」
「は？」『あ、』
ナンパさんの後ろにスっと立つ、大きな影は紛うことなき世人くん
そして、明らかに怒ってらっしゃる
「飲み物、返して貰えます？」
「は？お前誰だよ」
「彼氏ですけど」
「彼氏持ちなら早く言えよ！」
ジュースを地面に落とし、私の腕をつかもうとするナンパさんの腕を叩き落とした世人くんの目は、多分ココ最近見た中で一番怖い
「これ以上彼女になにかすれば、暴行罪に問われるかもしれませんが」
わたし、こう見えて警察官なので、と付け加える
警察官、という言葉を聞いて舌打ちをしながら逃げる男の背中を見ながら、世人くんの凄さに感心していると
「だから言ったじゃないですか、1人は危ないし、シャツを着ろとも言った、全部破った結果これです」
『はい…その、水着、似合ってなかったのかなって…』
「はい？？？」
『だって、シャツ着ろとか…』
「はぁ……どんな水着で来るかと思えば、そんな露出の多い水着で出てきて…見られるのが嫌だからシャツを着せたに決まってるでしょう」
『そんな事言ってくれなかったし…』
「言ってません、そんな独占欲みたいなこと言えるわけないでしょう」
わかってるでしょ、という世人くんは少し困ったように笑う
『………ごめんなさい』
「いいんです、着てくれますか？これ」
『それはやだ！！』
「何でですか」
『私だって、世人くんのこと、他の人にジロジロ見られるの嫌だもん』
「、誰も見ませんから」
『見てたの！！！』
そんなふうに言い合いながら結局、シャツを着せられる私
世人くんの押しには勝てませんでした
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 766人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
st(プロフ) - テレビドラマの俳優の事をカッコいいとほめたら九ちゃんがヤキモチやいちゃうなどの話が見てみたいです！ (2020年9月9日 23時) (
レス) id: 4b9d124ab4 (このIDを非表示/違反報告)
総花(プロフ) - こんばんは、新しいお話も楽しく拝見させていただいてます！またリクエスト失礼したいのですが、できないことや分からないことが言えるようになった九重くんが素直に思ったことを聞いてくるようなお話が読みたいです！毎度の事ながらアバウトですみません。 (2020年8月22日 22時) (レス) id: 3c37e46137 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - お酒で少しオラオラになる九重も見たいです！！よろしくお願いします（＾ω＾） (2020年8月22日 21時) (レス) id: 79ee056cfe (このIDを非表示/違反報告)
くりーむぱんだ(プロフ) - ルだ子さん» とても嬉しいです……(；；)リクエスト、いつでもどれだけでも受け付けておりますので、ぜひよろしくお願いいたします！ (2020年8月17日 22時) (レス) id: 96f5d2440a (このIDを非表示/違反報告)
みか - 更新がめっちゃ嬉しいです (2020年8月16日 22時) (レス) id: 81f49a448a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くりーむぱんだ | 作成日時：2020年8月6日 7時
