君への正しい触り方【💜】

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「んで、練習するから今までみたいには会えへんくなるかもって言うて」

「ええやん！誠意見せるってそういう事やんな」



運ばれてきた飲み物を飲みながら返事をする。
大会に出たいと思ってるって打ち明けて、実際に練習して。その事を、彼女のAさんは知っている。....その状況には、何も問題なんて....



「だからお店に会いに来てもらえたら嬉しい....って、言うたら。仕事が忙しいから行けへんって....」

「？それは仕方ないやん」

「........避けられてへんかな？俺」



....避けられる。付き合ってる彼氏に、そんなことあり得るん？....全然頭に無かった。
何も言えずに黙り込んだ僕に、志麻くんはどんよりした顔でこう続けた。



「....前はどれだけ忙しくても、連絡取ってたし」

「連絡も取れてへんの？」

「いや....本当に最低限になってるだけ、なんやけど」

「ん〜....そっか」



....今まで見た事ないくらいに落ち込んでる。



「もうなんか、どうすればええか全然分からん」

「うーん....」



何か....何か、絞り出さな。志麻くんとAさんが、仲直りするきっかけ....




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