129話 ページ10
義「ゆきな」
時透君からの告白を断り、なんとも言えない気持ちでいると義勇が戻ってきた。
「義勇、私…」
今し方、時透君に告白された事を言うべきか悩んでいると義勇の方から口を開いた。
義「時透からの告白の事か?」
「うん。さっき告白されて、でも断ったから。」
誤解されない様食い気味に返事をすると安心した顔の義勇に抱きしめられた。
義「…よかった。」
余程不安だったのかいつもよりきつめに抱きしめられた為、安心させようと此方も義勇の背中に手を回し抱きしめ返す。
「不安にさせてごめんね。私時透君の気持ちに全く気がついていなくて、もしかしてこれまでも不安にさせる様な事しちゃってた?」
義「…」
義勇に問いかけると少し考え込んだ後に意を決したように話し始めてくれた。
義「時透と親しそうにしているのを見て嫉妬していた。ゆきなはただ仲間として接しているつもりでも、他の柱と親しくしているのを見て苛々した。俺の恋人なのに、他の男共が好意を寄せているのが嫌だった。」
珍しく饒舌な義勇に驚きながらも相槌を打ち続きを聞く。
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年11月22日 19時