86話 ページ7
「もう大丈夫だよ。」
時透君が去っていくのを確認し義勇に肩を掴まれている男の子に声をかける。
子供「あ、ありがとうございます!」
「いいんだよ、気にしないで!」
義「結局鍵っていうのは何の鍵だったんだ?」
私も疑問に思っていたことを義勇が問う。
子供「絡繰人形です。」
「ん?絡繰人形?」
子供「はい!俺の先祖が作ったもので百八つの動きが出来ます!人間を凌駕する力があるので戦闘訓練に利用しているんです。」
義「なるほど。時透は訓練の為にそれを使おうとしていたのか。」
子供「はい。だけど老朽化が進んで壊れそうなんです。」
強くなろうとする時透君の気持ちも十二分に分かるけど、大切なものを守りたいこの子の気持ちも痛いくらいに分かって複雑な気持ちになる。
「どんな理由であれ、時透君は君に酷い事をしてしまった。私が謝ってすむものではないけれど、同じ鬼殺隊の一員として謝罪させて。」
そう言って、男の子に頭を下げて謝罪する。
子供「そんな!頭を上げてください!むしろ、見ず知らずの俺を庇ってくれてお二人とも本当にありがとうございました!」
「ふふっ、そう言ってくれてありがとう。」
義「ゆきなそろそろ行くぞ。」
「そうだね。鉄穴森さんのところへ行かないと。」
子供「鉄穴森さんの所ですか?俺も丁度用事があったので一緒に行ってもいいですか?」
義「あぁ。」
そうして、軽く自己紹介なんかもしながら小鉄君という男の子と三人で鉄穴森さんの所へ向かった。
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ゆっきー(プロフ) - るぅりさん» ありがとうございます! (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - むぎさん» ありがとうございます!また更新していきますので是非よろしくお願い致します。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ぴーさん» ありがとうございます!長らくお待たせ致しましたがまた更新していきますのでお時間ある時にでもお読みいただければ幸いです。 (2019年10月4日 22時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
るぅり - 最高です (2019年7月16日 22時) (レス) id: 9495e3f6a2 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 好きすぎて頭から竹が生えそうです←なんでだよ 早く続きが読みたいいいいい (2019年7月9日 11時) (レス) id: 347b9314c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月30日 18時