25話 ページ27
瀬「おはよう!」
「おはよう」
瀬「私は色々考えてるけどさ、どうなの?スカウトは」
「うぅん…なしではないけどありでもないって感じかなぁ」
そう呟けば軽く笑って質問を投げかけてくる瀬内。
何個も何個も詰問が来て返すのも面倒臭くなってくる。
瀬「行きたい大学はあるの?」
「特にないってか、どこでもいい」
瀬「そうだよねぇ、私も名前のかっこよさで選んじゃったわ」
「それはあほくさい」
名前のかっこよさで選ぶようなあほにはなりたくないわな。
都会って私も東京がいいなって思ってる辺り場所で選んじゃってるんだけど。
「で?その名前がかっこいいとこってどこなのよ」
瀬「霜狼学院大学、雪冠の霜に狼って書いて霜狼」
「あー、それはかっこいい…しっかりスカウト来てるんだ?」
瀬「もうばっちり」
「腹立つねなんか」
しっかりスカウト来てるの腹立つ。
私もいい加減どこ行くか決めなきゃなぁ。
やるかやらないか気持ちはどうであれ、悩んでるならきっとやるべきなんだろう。
瀬「決まったら教えてよ、私だってちょっとこやのこと馬鹿にしたいんだから」
「うっせ、誰が言うか」
瀬「あ、卑怯です、それは卑怯ですよ!!」
「言ってろ言ってろ」
そう言ってプールに飛び込んだ私。
いつでも水は受け入れてくれるから気持ちがいい。
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作者名:花田 | 作成日時:2021年4月21日 17時