Ever Blue (ページ12)

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10話ページ12

田「新しい水着ねぇ」

香「今使ってるやつ中学の時に変えた以来だからなぁ」

橘「新しいのあったらモチベーションも上がるでしょ」

瀬「まあ、それはそうだね」

気分を変えてこれからの練習も頑張ろうって私達。

そしてせっかく泳げるようになったんだしってことで新しいのを買いに来た竜ヶ崎くんとそれに着いてきた男子達。

話によると去年も竜ヶ崎くんの水着買うのに着いてきたらしいみんな。

そんなに新しいの欲しいかな。

七「これとこれで悩む」

橘「違いがいまいちわからない…」

七「締め付けが微妙に違う」

「デザインもラインの位置も違うしね」

橘「小柳もハルタイプ…！？」

七瀬くんと感覚が同じなのか近しいのかはわからないけど、橘くんにびっくりされてしまった。

なんとなく感覚でちょっとの位置の違いとかが気になってしまうんだけど、もしかして七瀬くんもそういうタイプなんだろうか。

田「小柳さん！こんなのどうですか？」

「ん？あぁー…悪くないけど田部にはもう少しラインが入ってるようなのが似合うかもよ」

田「ラインが入ってるようなのですか」

「うん、例えば…こういうのとか」

辺りを見回して田部に似合いそうな水着を選んで身体に当ててあげる。

地味すぎもせず派手すぎもせず、なおかつ丁寧な泳ぎに合うようなちょっと厚めなタイプの水着。

うん、やっぱりよく似合ってる。