帰る…だが ページ8
そんな様子に
由希と夾は観念したようにため息をついた
由希｢…分かった、帰るよ｣
夾｢仕方ねぇなぁ…あー言われちまうとな｣
由希｢慊人ぐらい我慢しなきゃね…イヤだけど…」
夾｢楽羅ぐらいなんてことねぇよ…イヤだけど…」
紫呉/A「(うーん、これぞまさに鶴ならぬ透くんの
一声…)」
由希「(きっと大丈夫なんだろう…本人がそう言うなら…
それにAがついてるし)」
夾「(正月なんて､言ってみればただの年中行事なんだし)」
そして、夕方…由希と夾と紫呉は本家に帰る時間となった
透｢では､人混みには気をつけて下さいね」
『留守は任せて』
紫呉｢大丈夫さ｡もう人もまばらだよ」
由希｢本田さんとAも…戸締まりには気をつけて」
『はいはい』
透「行ってらっしゃい｣
そう2人は笑顔で紫呉達を見送った
家を出てから数分
夾｢この前アイツら､部屋の窓開けっ放しにしてたんだ」
由希｢まさか入ったのか？」
夾｢入るかよ！！外から見たんだ！！」
由希｢本田さんそそっかしいからな…昨日階段で
転んでたし…」
夾｢廊下の柱にぶつかって謝ってたぞ…」
由希「Aも気が抜けたら危なっかしい…この前屋根から
落ちそうになってたし…」
夾「歩き読みして転んでたし…あの2人揃って餅詰まらせる
タイプだ」
由希｢そういうシャレにならないこと言うなよ｣
繰り広げられた会話を後ろで聞いていた紫呉はため息をつく
紫呉｢キミ達…どっかの子持ちの主婦みたいな会話
おやめなさい」
夾/由希｢は？｣
紫呉｢2人が心配なのは分かるけど1度帰ると決めたワケ
なんだから」
夾｢べっ､別に心配なんざしてねぇよ！！｣
由希｢バカバカしい｡さっさと行こう｣
由希と夾が揃って歩いたら
紫呉｢あ、そういえば…近所で強盗事件があったと朝刊に
載ってたなぁ｡犯人捕まってないんだってぇ」
紫呉の言葉に2人は足を止め透を1番先に思い浮かべた
夾「(ダメだ…！アイツは強盗を玄関から招き入れかねない
ほどのボケだ…！！)」
由希「(剰え､座布団にお茶まで出し､その上強盗の身の上
話まで聞きそうだな…)」
由希/夾「(Aが強盗に何をしでかすか余計に
分からない…！！！)」
Aは見た目に対してアクティブな
ことをすることがあるので
草摩の中で結構恐ろしく思われている…特に外の人に
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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう！以外に紫呉オチって難しい…！ (2021年10月25日 21時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！紫呉好きなので嬉しいです！次も気長に待ってます！ (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい！ (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです！！しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます！ (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎（ほむら）(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください！私も更新頑張ります！最近忙しいので遅れるかも（汗） (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年9月5日 2時
