操作 ページ37
『そうだけど…でもなんで？』
紫呉「本当は…僕も行きたかった…
羨ましかったんだ…｣
憂いを帯びた表情で顔を伏せる紫呉｡
確かに前回は〆切が重なっていたので
紫呉だけ温泉に行くことが出来なかった…
透/A｢行きましょう！/んー、行こうか…｣
由希/夾｢操作するな！！｣
紫呉｢はいはいはい｡そういう事で､君らも行くでしょう？
まさかこの僕とA達を3人だけになんてしないよねぇ？
まぁ、僕はしてくれてもいいけどね、別に｡」
ニヤリと意地の悪い事を言ってくる紫呉に
夾と由希は言い返すことが出来ず苦い顔をする
由希と夾もいい具合に紫呉に操作されている…
紫呉｢それじゃそういう事でバビューンと車で行くと
しましょう！僕が運転してあげるから」
夾｢あﾞ？｣
由希｢紫呉…免許なんて持ってたんだ？」
『ってか、免許取りに行ってた…？』
紫呉｢持っているとも…！！」
由希/夾/A｢今の【間】はなんだ｣
と､言うわけで｡
はとり｢…………｣
紫呉｢はーさんの運転は丁寧で良き事よ〜♪｣
はとりの運転で別荘に来たのだが…
透は塞ぎ込んだままの2人が気になって仕方がない｡
はとり｢紫呉…お前なんで突然こんな事するって
言いだしたんだ？」
由希｢…それは俺も疑問だね｡何か裏でも
あるんじゃないの？｣
紫呉｢嫌だねぇ､世知辛いよキミ達｡僕はただ本当に皆と
旅行したかっただけなのに…疑われるなんて心外だね」
『人をつっつく暇があったら透ちゃんを連れて湖まで
散歩しに行きなよー、由希､夾』
その場は水が打ったように静まり返って紫呉は予想外の
反応に｢あれ？｣と思う
『どしたの2人共…なんか暗いよ？』
紫呉｢フム…この暗さには…アレだね｡明るい奴が
必要だね…そうだ！あーやを呼ぼう！」
すぐ速攻、受話器を持ったが…
夾/由希｢呼んだら殺す…｣
『(怖いわ、この2人…)』
2人の本気で殺しかねないオーラに流石の紫呉も
静かに受話器を置いて…
自業自得だとはとりは早くも疲れたように頭を抱えた｡
少しばかり不安を感じながらも､透達は湖へと
向かった｡
その後ろ姿を室内の窓から見つつも､紫呉はため息を着く｡
紫呉｢初めっから素直に行けばいいのに…」
『昨日から妙に元気が無いんだよねぇ…』
はとり｢…紫呉｡今回､突然出掛けると言いだした理由だが…」
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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう！以外に紫呉オチって難しい…！ (2021年10月25日 21時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！紫呉好きなので嬉しいです！次も気長に待ってます！ (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい！ (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです！！しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます！ (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎（ほむら）(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください！私も更新頑張ります！最近忙しいので遅れるかも（汗） (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年9月5日 2時
