浮いてる ページ32
由希｢お墓の前で待ち合わせだったよね」
透｢はい！きっともう来てるかも…｣
『…ん、あれじゃない？』
ありさ「透ー！」
透｢あっ！｣
ありさ｢オーっス！墓参り日和りだな！」
前方からおーいと手を振るありさだが…
その格好に夾と由希、Aはぎょっと目を丸くした｡
夾｢その格好はなんだー！！！」
ありさ｢なんだって何が｣
咲｢やっぱり地味だったわね…」
夾｢ちげぇよ！！」
2人とも服が黒なのは良いのだが…
咲は黒いロングドレスに西洋のお葬式などで
よく見る黒のレースを頭に被り
ありさは長い丈の上着に見間違いでなければ赤との刺繍で
左胸に【南連合総番】と書かれていた
由希｢魚谷さん、それもしかして…」
『特攻服…ってヤツ？』
ありさ｢お！よく分かったな！｣
由希達にも見えるように背中を向け
赤い糸で【紅】と文字とその下に蝶が刺繍されていた｡
ありさ｢これはなぁ…今日子さんから貰った由緒正しい
赤い蝶の特攻隊長服なんだぜ！！」
由希｢あ､赤い…蝶？」
透｢お母さんの現役時代の名前です！｣
由希「(現役って…そんな笑って…)」
ありさ｢メンツも揃ったし､さっさと行こうぜ」
由希/A/夾「(浮いてる…思いっきり浮いてる…)」
何故だろう…黒服であることには変わりないのに
彼女達の浮き加減…
ありさ「アンタがAさんか？」
『ありさちゃんと咲ちゃんだよね…？はじめまして由希と夾の
従姉のAだよ…透ちゃんから2人の話は聞かせて
もらってるよ』
握手の手を出したら2人は目を丸くするした
『…どうしたの？』
ありさ「あぁ…いや、透がAさんに懐くのも
納得だわ…」
咲「えぇ、そうね…」
『…ん？』
ありさ「ま、透を頼みます…Aさん」
咲「えぇ、透くんをよろしくね…」
言って、2人は握手した
『んー、なんか凄い責任感…まぁ、透ちゃんは可愛いし
娘みたいなもんよ
女子が少ないから新鮮だよ』
歩いて…透の母親、今日子が眠るお墓に行くと…
ありさ｢あれ？綺麗になってんじゃん｣
咲｢もう誰か来たのかしら…？｣
｢本田家｣と彫られた墓石に着くと､既に綺麗にされており
花が添えられていた｡
透はお供え物を見て｢あっ…｣と声を漏らす｡
透｢きっとおじいさんです！おじいさんはお母さんの好きな
食べ物知ってますので…」
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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう！以外に紫呉オチって難しい…！ (2021年10月25日 21時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！紫呉好きなので嬉しいです！次も気長に待ってます！ (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい！ (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです！！しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます！ (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎（ほむら）(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください！私も更新頑張ります！最近忙しいので遅れるかも（汗） (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年9月5日 2時
