綾女 ページ23
綾女｢それについてはボク自らが説明しよう！
ボクは先刻酷く体が冷えていた」
綾女「温かさを求めていた…そこに熱を帯びた人肌が
近づいてきたらすがりついてしまう…それが本能の仕組みと
いうものだろう？や！諸君！元気でいたかな？我が弟よ！」
襖をスパァンと開けて出て来たのは
透「(お…大人版由希くんです！！)」
由希｢何が【すがりつく】だ！！警察に連れて行かれないだけ
マシと思え！！」
綾女は全く気にしてなくマイペースに服を整えていて引いた
顔でこちらを見ている夾に目を丸くした｡
綾女｢あ､本当にキョン吉もここに居るんだね」
夾｢その呼び方はやめろっつってんだろ！！」
綾女｢まぁ、キョン吉はさておき」
夾｢やめろっつーの！！」
綾女「久しぶりだねA、キミも相変わらずだね」
『ん、久しぶり…んで、1言余計だよ』
綾女｢正月ぶりぐれさん」
紫呉｢正月ぶり」
綾女｢ボクと会わない間…浮気なんてしていなかったろうね？
ぐれさん」
紫呉｢キミという人がいながらそんな事する訳ないだろう？
あーや」
紫呉/綾女｢よし！！｣
由希「(何が！！)」
性格は大分由希とは違ったタイプのようで
謎のやり取りをする2人に由希は心底理解
出来ないと顔だ｡
紫呉｢それはそーと…彼女が本田透さん」
『彼女に会いに来たんでしょ？』
綾女｢おぉ！そうとも！先刻は失礼した｡
ボクこそが由希の実兄､綾女だ！｣
透｢は､はい、初めまして！！本田透です！」
胸に手を当てて靭やかにお辞儀をする
仕草は本当に何処ぞの王族のようだった｡
綾女｢なるほどなるほど…キミが所謂王女様か」
透｢…っは？｣
綾女｢むさ苦しい男共の家に咲く一輪の花！
捕らわれの王女様だね！」
紫呉｢別に捕らえちゃいないぞォ〜？」
由希は相変わらず怒りに満ちた顔で綾女を睨んでいた
由希｢兄さん…彼女をバカにするのはやめてくれないかな」
綾女｢失敬な！ボクはこれでも十分彼女を敬っているんだよ！じゃあ王女様､とりあえずお茶入れて｡お昼も早く作ってくれ
たまえ」
夾/由希｢敬ってない！！｣
紫呉｢あーやー、それって小間使い扱いだよ」
綾女｢そうかい？では､ゆっくり作りたまえ」
夾｢そういう事じゃねぇだろ！！」
透｢あ､あの…私達は別に…」
『(ホント、独自の世界を持ったヤツだ…)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう！以外に紫呉オチって難しい…！ (2021年10月25日 21時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！紫呉好きなので嬉しいです！次も気長に待ってます！ (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい！ (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです！！しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます！ (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎（ほむら）(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください！私も更新頑張ります！最近忙しいので遅れるかも（汗） (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年9月5日 2時
