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ロロ・フランム ページ26

「ヤツ…?」とグリムは首を傾げた







すると上のほうから声が聞こえた
Aはその人物を見て、目を大きく開いた







?「ふん…諸君は無事だったのかね。腐っても名門校…と
褒めるべきかな?」
 
 






グリムは耳をぴーん、と立てた









グリム「オ、オマエは…!







ロロ!!」


『………』




グリム「テメー1人だけ花のない高いところにいて
ずりぃんだゾ!」








その隣でマレウスは「フランム。これは全てお前の仕込んだ
ことか?」とピリピリした表情で問うと





ロロは嘲笑った








ロロ「左様。“間抜けなお前達”といえど、此処までくれば
気づいたようだな」








セベクはその言葉に反応する








セベク「な、なんだと…貴様今なんと言った!」


ロロ「間抜け、と言ったんだ」









2回も言った








ロロ「私がこうして紅蓮の花の準備をしていたことにも
気付かず、呑気に交流会だ祭りだと楽しむお前達を見ていて
笑いを堪えるのが大変だったよ」







まさにヴィランの発言







ロロ「それにエスラルダ…キミもだよ」

『っ……』









ロロは鋭い視線でAを捉え
Aはギッとロロを睨み返した








ロロ「キミのその純潔さに惑わされて、危うく計画がパーに
なるところだった…」








ロロはAに握られたことのある手のひらを
固く握りしめた








『アンタ、自分が何してるのか分かってるワケ…?』


ロロ「ふん、キミには関係ないことだね。祭りの踊りにまで
誘ってきて、愛想のある顔で近づき、私を貶めようと…」








言ってはならない言葉をクチに出してしまう









ロロ「その化け物クラスの魔力を捨ててジプシーにでも
なっていれば良いものの」









その言葉にピキッとAが静かにキレた










『ロロ…今の言葉、取り消しなさい。このご時世じゃ
人権問題よ』









襲ってくる花をナイフで裂きながらロロを睨む







ロロ「それに、何故ナイトレイブンカレッジの生徒を
守ろうとする。お前に守る権利はないだろう」


『私が守りたいだけよ。正しき判事の精神を忘れたの?』



ロロ「ふんっ、魔法士が居なくなれば世界は平和…
それこそが正義ではないか?」


『頭のネジ外れた?何が平和よ…私はこんなの望んでいないわ
寧ろ地獄よ』

黒幕の思惑→←紅蓮の花



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- ホントに好きです。ムスメ3さんと同意見ですホントに幸せです (1月3日 2時) (レス) @page25 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ありがとう、エスメラルダモチーフの夢主待ってたんだ (9月29日 22時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年9月29日 22時

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