出会いの六年の段！！【忍たま乱太郎】 (ページ39)

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私達の先生ページ39

あらから新野先生の
治療のおかげで

傷が癒えてきた

血も出なくなって、痣と瘡蓋と擦り傷の痕が残るくらい

でも、少しの間…体を動かさなかった所為か
少し怠けてしまい、今はリハビリで

タカ丸に付き合ってもらい、走れるまで回復はした

上級生と1年は組がドクタケの主城に向かって
いつ時になるだろうと

思いながら、忍刀の素振りをしていた

『1155…ｯはぁ……イテテテｯ…まだ痛むな…』

いつも「お疲れ様」とか「おはよう」と言ってくれる
声が聞こえないだけで

こんなにシンミリとするなんて…

私は恵まれた環境に居たんだなって思う

いつでも近くに先生が居て
話したり、稽古したり…

なんでだろうね…こう言うのは慣れてるハズなのに

先生が居ないだけで

悲しくなるの…？

『寂、しいｯ…？ｯ…』

あぁ、そっか…1年生の頃からお世話になってるからだ

父親みたいな存在だったから…悲しいんだ

あれ、可笑しい…

涙が止まらない

＿＿＿＿＿＿＿＿

NO Side

『ｸﾞｽｯ……ダメ、泣くな、私』

Aは涙を拭い、顔をパチンッと叩いて
刀を鞘に仕舞った

刀を自室に置いて食堂で食事をとり
自室に戻ろうとしたら

『…っ？』

外が騒がしいのに気づいた

『子供の声…先には組が帰って来たのか』

門を開けてやろう、と思い
門の施錠をカチャッと開けて外に出た

乱きりしん「東雲Aせんぱーい！」

『おかえりなさい。乱太郎、きり丸、しんべヱ』

3人は走って向かい、Aは3人を受け止めて
頭を撫でた

しんべヱ「東雲先輩、東雲先輩！」

『どうしたの？』

乱太郎「奥見てください！奥！」
『え？』

きり丸「良いから！ホラ！」

3人が指を指す方を向くと

『奥って…何処、な、の………………』

ぞろぞろと5.6年生と１年は組、山田先生達が
帰って来ていて

『…っ！！』

涙の原因である人物も一緒に帰って来た

帰って来た彼は殺気なんて忘れるほど
いつもの優しい先生に戻っており

『先生…！』

Aは猪突猛進で体当たりする勢いで
ドーンッと抱きしめた