終わりを告げる ページ12
イデア「それに、A氏も
此処に来てから初めて息を切らしている…」
彼処に居たら、イデア達は巻き込まれていたかもしれない
マレウス「怪物、か…それはお前もだろう」
『執念だけで、マレウス様を手こずらせるとはね…』
マレウス「フランムよ。その気概だけは褒めてやる…まだ
戦うつもりだというのならば、相手になるぞ」
と、マレウスはロロに近づいて言った
ロロ「ま、待て！分かった、認めよう！私の…負だ。
望み通り、救いの鐘を鳴らすが良い…」
マレウス「言われなくとも、そのつもりだ。間もなく夜明け
救いの鐘を撞き、紅蓮の花を駆除しなければ」
マレウスは救いの鐘の方に足を運んだ
『ロロの処遇は、あとでゆっくり考えることにしよう…』
ロロ「あぁ…分かったよ……
お前が本物の間抜けだということがなぁ！！」
『っ！？』
ロロ「油断したな、マレウス！私に背中を見せるとは！
焼き尽くしてやろう！」
ロロが最後の魔法をマレウスに向けた
アズール/イデア「マレウスさん！/マレウス氏！」
『女王…!!』
炎がマレウスを囲む
だが、
マレウス「愚か者が…」
炎の中を靴音を立てて現れた
マレウス「僕の名前はマレウス・ドラコニア。この僕が
炎などを恐れるお思ったのか？」
ロロ「な、な……何いっ！！」
恐怖を糧にする炎の中を平然と歩くマレウス
あれが、茨の谷の次期当主
マレウス「さぁ、この災厄を終わらせよう」
ロロ「やめろ……頼む、やめてくれ…！！」
マレウス「…はぁっ！！」
マレウスが力強く、鐘を撞いた
ロロ「やめろおぉぉぉぉぉぉぉお！！！」
ロロの願いは届かず
ゴーン、ゴーンと救いの鐘が鳴り響く
鳴り響く同時に、大量の魔力が流れ、紅蓮の花がだんだんと
枯れて散っていく
ロロ「あぁ……あぁ、ああ、そんなあ……！」
アズール「周囲の花が枯れていく！」
マレウス「あぁ、鐘楼の外を見てみろ。街にはびこっていた
花もみるみる消えていく」
無事、街の外に広がる前に対処が出来たようだ
これなら全ての紅蓮の花を絶つことが出来る
イデア「やっぱ、救いの鐘の力は絶大でしたな」
ロロ「ううっ……うう………ううう……！」
『ロロ…』
余程、悔しいのか…あのロロが涙を流している
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狼龍雪 - 裏話ありがとうございます！めっちゃ面白かったですヾ(o≧∀≦o)ﾉﾞ (10月22日 10時) (
レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» 分かりました。…って、ことで、僕の妄想で書きました！ (10月22日 0時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - めっちゃ気になります！裏話書けたら書いてください🙇 (10月21日 10時) (レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» あ、気になりますか…？裏話を書いても書かなくてもいいかなぁ、って作者は思ってたけど…書いた方がいいのかな？ (10月20日 23時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - 恋の行方でエルとロロは何を話していたんですか？ (10月20日 22時) (レス) @page31 id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2023年10月10日 17時
