いわゆる幼馴染ってやつ《黄》

03. ページ3

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大倉｢澪たん♡｣



A 澪 ｢｢きも｣｣







大倉｢グサッてきた…ねぇ！グサッてきたぁぁ！｣








とことんウザイこのクマ






わぁぁんって澪に抱きつく大倉にだるそうにしながらも 満更でもない顔して微笑んでる澪




このふたりね

長い長い幼馴染のカップル
もう熟しまくりっていう熟年カップル








澪｢忠義 ちょっと暑い 大事な制服にあんたの汗染みる｣


大倉｢ごめんごめん〜笑 ｣







ドライすぎる澪に マイペースすぎる大倉

2人は2人のペースだから案外成り立ってるのかもしれない

この恋人関係が





澪達2人も 生まれた時から一緒であたし達と全く同じらしい

ただ違うのは 恋人なのかそうではないのかってやつ



このふたりと出会ったのは中学生
そこからずっと一緒なんだから4人幼馴染だよねってなってる







澪｢なーに、A? そんな私たちのこと見てどしたの？｣

大倉｢あ、羨ましくなったんかぁ??? ｣







2人してニヤニヤしてくるけど




｢違うよ 老けたなって思っただけ｣








あたしの心はそう簡単に動揺しないの







澪｢ちょっとーーー！今が1番ピチピチでしょ！｣

大倉｢お盛んってゆーやろ！今が！｣





｢あ、お盛んなんだ2人とも笑 仲いいね｣







澪｢ちょっとｯ //｣





デレる大倉に思い切り叩く澪
こんな感じで仲良すぎるから安心してるあたし







大倉｢亮ちゃんは？｣

｢知らんー｣






澪｢あ、なんかさっき告白されてたよ？｣

｢え？珍しいね 亮ちゃんに告白なんて その子趣味悪いね｣







大倉｢普通に悪口言うてる笑｣

澪｢女嫌いって噂されてんだってのに大した度胸よ その女は｣





うん、それはあたしも褒めて称える
大した度胸だ





入学当初は溢れんばかりのラブレターとか呼び出しくらってたけど

亮ちゃんの昔からの女嫌いがいつの間にか人を引き寄せないオーラを放ち




最近では告白も割と減ってきてた






｢今どきまだ亮ちゃんに告白する勇気のある子いるんだねすごいわ｣

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