【ky】人ごみを掻き分けて今 (ページ4)

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episode 2 ページ4

先程見かけた男性を見失わないように目で追いかけてしまう。

そこでふと思った。

キヨさんだけじゃなく実況者と言うのは昼夜逆転の生活を送っているのではないか、

それならばこの朝早い時間帯の電車に乗っていることはおかしい、という結論にたどり着く。

仮にあの男性がキヨさんだったから何かが変わる訳でもない、

｢それでも、かっこいいなああの人｣

漏れ出そうになる声を押し殺し自分が降りる駅に着くのを待つ。

男性を追っている目線はそのままだ。

｢次は、__駅、次は__駅」

自分が降りる駅のアナウンスで現実に呼び戻される。

キヨさんに似ている男性をずっと見ていたかったが学校に遅れてしまっては元も子もないので人ごみを掻き分け電車をおりる。

｢A〜！おはよ〜う！｣

友達が自分を呼んでいる声を聞き今日も一日が始まったと思うと少し憂鬱な気分になったが電車で見かけた男性を思うと元気が湧いてきた様な気がした。

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初めまして。うさてゃと申します。
こちらの作品を見ていただきありがとうございます。実況者様の作品を書かせていただくのはこの作品が初めてですのでアドバイスや指摘がありましたらコメントの方をして頂けるとありがたいです。これからも人ごみを掻き分けて今をよろしくお願いします。