3.あの日 ページ5
さっきまで晴れていた筈のそらは急に闇を落とし始めた
屋上で充分な睡眠をとった私は暗くなり始めた空を一瞥し階段を下った
傘なんて持ち歩かない私はびしょ濡れになりながら帰路を急いだ
(家に帰ったら風呂に入って、一郎兄に髪の毛を乾かしてもらおう)
そんなことを考えながら、少しだけ明るい気持ちで家に入った
「ただいま」
何か可笑しい、いつもは誰かがお帰りと笑いながらタオルを持ってきてくれるのに
(聞こえなかったのかな)
呑気にそう思いもう一度「ただいま」と大きな声で言った
すると一郎兄がでてきて
「お帰り、はやく風呂に入ってこい」
と優しく髪を拭いてくれたから
(なんだ、いつも通りか)
なんて考えて1人風呂に入った
この後に起こることなんて考えずに
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山にぃ - ユウさん» レス失礼致します、何気に分かりますその気持ち、←作者様完結おめでとうございますお疲れ様です (2022年5月22日 0時) (レス) id: e8b545fe9a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 面白かったけど1度裏切られた人間がすぐ信用するエンドというのが大変気に食わなかったですありがとうございました (2021年6月19日 22時) (レス) id: fe7d7143bf (このIDを非表示/違反報告)
めぇたそ*(プロフ) - 感動しました……… うああああああああああああ泣 (2019年9月28日 0時) (レス) id: 7e044f69cb (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 完結お疲れ様です!朝7時に見て号泣しました(笑)素敵な時間をありがとうございました (2019年3月25日 7時) (レス) id: 2a8ae558c4 (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 完結お疲れ様でした めっちゃ泣きました感動作品ありがとうございます (2019年2月25日 0時) (レス) id: 783d8186db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てん | 作成日時:2018年9月10日 13時