イナイレ ー星の涙ー part5

No.202　父の言葉 ページ5

鬼瓦「Aちゃん」

鬼瓦さんが出発するまえにあたしを呼び出した


なんだろう…

鬼瓦「さっき吉良さんに言った

『死んで罪を償うなんて
そんな卑怯なことさせない！！』

って言葉はな」


A「…？」


鬼瓦「おまえさんの父も言っていたんだ」

A「えっ…？」

あたしの…お父さんが…？


鬼瓦「やっぱり、似るもんだよな親子は

言い方も雰囲気もそっくりだったぞ」


A「…やめてよ鬼瓦さんっ…」

下唇を噛む


鬼瓦「今のAちゃんの姿を見せてやりたいよ。
こんなに立派に成長してるぞ…ってな」


鬼瓦さんは優しくあたしの頭をなでた



A「やめてよっ

泣きたくなるじゃん……ｸﾞｽｯ」

必死に腕で強引に涙を止める


あたしがお父さんと同じ言葉を言っていた

こんな嬉しいことはないよ…

お父さん…っ


父『A…((ﾆｺｯ』


鬼瓦「じゃあ俺はもう行くな」

A「う、うんっ！」

鬼瓦さんは背を向け車に乗った









A「みんなー！ごめん！」

みんなのところに駆け寄る

塔子「もーA遅いよ！

それよりね、パパが感謝状を贈りたいんだって！」


A「ええっ？！感謝状？！？

そ、総理大臣から…？」

塔子「あたしのパパだもん(笑

当たり前でしょ？」

あたしの肩にポンと手をおく

リカ「そんなもんもらえるなんて
信じられへんよな(笑」


響「いや、おまえたちの活躍は充分
感謝状に価する！

本当にみんなよくやってくれた！」

皆「「はい！」」


円堂「よ〜し！
それじゃあ雷門中に向けて出発だ！！

風丸たちにも知らせなきゃいけないしな！」


皆「「おう！！」」









河川敷付近につくと、
キャラバンが故障してしまったらしく
古株さんが必死に治している


土門「ありゃ結構かかりそうだな…」

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