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No.57 重く苦しい ページ10

.


翌日、

ーグラウンドー


虎丸「タイガードライブ!!」

円堂「正義の鉄拳!!


どうしたー!そんなものかー!!」


虎丸「!ッ
ちょ、ちょっと手加減しただけですよー!」


円堂「練習だからって手加減する必要ないぜ!
本気でこい!!」



決勝戦が近い今日この頃

あたしたち今日も練習に精を出す



A「いくよっ!」ドカッ

円堂「…っ
よし!いいシュートだ!」


円堂「次、豪炎寺!」

豪炎寺「爆熱スクリュー!!」ドッ


円堂「正義の鉄拳!!


…ん?」


シュートを止めると、不思議そうに首をかしげる円堂くん


円堂「豪炎寺!どうしたんだ
今日のシュート、いつものお前らしくないぞ!」


豪炎寺「!
…俺らしくない、か………」


そう呟いて俯く豪炎寺くん


A「……なにかあったの?」

豪炎寺「A…
…いや、別に何もない」


はぁ…ほんと豪炎寺くんって分かりやすい

一応…幼なじみなんだ

絶対、豪炎寺くんはなにかを隠して悩んでいる


でもそれを豪炎寺くんの口から聞き出せることはない

いつも1人で解決しようとするんだ



A「…なんかあったなら、
言ってよね、豪炎寺くん」

あたしはそう言って、円堂くんにシュートを打った



豪炎寺「……」




.




そして翌日、

豪炎寺くんと虎丸くんは、連携必殺技を作ることにしたらしい

爆熱ストームとタイガードライブを組み合わせた必殺技



虎丸「タイガー!!」

豪炎寺「ストーム!」

2人のうったボールはすぐに力が分散してしまっていた


上手くいってない、ね…




響木「豪炎寺、理事長が呼んでいる」

豪炎寺「!…はい」


理事長…!?


.



しばらくして豪炎寺くんが戻ってきた



風丸くんに何かあったのか聞かれても、
「なんでもない」とだけ返す豪炎寺くん


理事長の元に向かう時も元気なかったけど、
戻ってきた時の方が表情が暗い





…あぁあたし知ってる



この重く苦しい表情は

必ず何かを悩んでいるときだ



.




空はもうオレンジ色になり、

虎丸くんと豪炎寺くんは遅くまで連携必殺技を練習している


まだまだ完成には程遠いけど、今までの中で一番よかったであろうシュートでも


豪炎寺くんは納得しなかった


すごい気合いが入っているけど…

豪炎寺くん、集中してない。


いや、なにかを悩んでいるから

集中できないんだ


豪炎寺「おおお!!」

A「……」




あたしはこの後、豪炎寺くんの悩みを知ることになる


.

No.58 悩み→←No.56 嘘だったんだ



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設定タグ:イナズマイレブン , 豪炎寺修也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時

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