占いツクール
検索窓
今日:4 hit、昨日:228 hit、合計:117,002 hit

No.82 キャプテンの証 ページ35

.


「A」


突然声を掛けられ、くるっと振り向いた


A「…豪炎寺くん」


そこには凛と佇む豪炎寺くんの姿があった


「どうしたの?」と出来るだけ普通を装って笑ってみる

…あんまり上手に笑えなかったのが、自分でも分かった


豪炎寺「…やっぱり俺はこの試合が終わったら、サッカーを辞める」

A「!!」


ひきつった笑いさえ、消えた


豪炎寺「だけど、お前のおせっかい
…本当は嬉しかったんだ」


A「…へ?」


豪炎寺「お前のそういうところ、俺は嫌いじゃない

すまなかったな。…ありがとう」


そう言って豪炎寺くんは方向を変えてストレッチへ戻って行った


あたしは服の裾をギュッと握る


勝也さんお願い

この試合を観に来ているのなら


豪炎寺くんの姿をちゃんと観てあげてください


A「……勝也さん…」


久遠「立花!」


そのとき、ベンチから監督の呼ぶ声が聞こえた

タッと駆けだしてベンチに向かう


そこには呆然と立ち尽くす円堂くんの姿


A「(?…どうしたんだろ)」


久遠「立花、


この試合、お前がキャプテンマークを付けろ」


え?キャプテンマーク?

キャプテンマークってあの…


あたしが帝国学園で練習してたときによくつけてた…あれだよね?


このチームの“キャプテンの証”


A「ええぇ!!??」


円堂「………」


バッと円堂くんを見る

だけど円堂くんは俯いたまま動かない


A「ちょ…え?待ってください!
イナズマジャパンのキャプテンは円堂くんですよ?

これは一体どういう…」


久遠「今の円堂は私のチームに必要ない
…それだけだ」


A「それだけって………

…いやあたし無理ですよ!!」


久遠「お前が、やるんだ」


A「!!…」


何も言い返せない

いや監督だってあたしが男嫌いなこと知ってるくせに…っ


あたしがキャプテン?
この大事な決勝で円堂くんを使わないつもりなの…!?


監督は、一体何を考えて…


そのとき円堂くんがスッと腕に手をやり
自分のキャプテンマークを外した


円堂「………任せたぜ、A!((ニッ」


半ば無理やりあたしの手にそれを置く円堂くん


久遠「やれるな、立花」


あたしは手のひらの中のキャプテンマークを見つめる


__


『帝国学園のキャプテンは任せたぞ。A』

__


そして、それをゆっくり腕に付けた


A「……分かりましたっ」


.

No.83 VSファイアードラゴン→←No.81 龍を操るもの



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定キーワード:イナズマイレブン , 豪炎寺修也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。