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No.64 愕然 ページ17

.


ー豪炎寺sideー


Aにおせっかいと言ってしまった

それを言ってしまったことに少し後悔した


だからちゃんと俺の気持ちをあいつに言うんだ

そうでもしないとあいつは分かってくれない

遠回しに言うんじゃなくて、


ちゃんとまっすぐに


『サッカーをやめる』と____



.




俺と小鳥遊の目に映っているのは

変わり果てた姿のAだった


その姿に俺たちは愕然とする



物置にクタァ…と横たわっている彼女

さっき雷門から出て行った時に巻いていたジャージはなかった


膝を見ると、引きずられたときについたのか、
土がついていた


土だけじゃない。

痣だ。無数の痣がAの体にあった


痛々しい痣が、腕に足に顔に


見ていて、こちらまで胸が苦しくなる



A「っっ……」

髪の毛に隠れていたAの顔が動く

髪の毛の中から、オレンジ色の瞳が見える


豪炎寺「Aっ…!」


A「…見ないで……っ」


Aは声を震わしていた

オレンジ色の瞳は睨みつけているように見えた



A「来ないでぇっ!!」


Aは大きな声そう言った

顔はまた髪の毛で隠れ、表情が見えない




「どうしたんだ?」


A「!!

……お父…さんっ……」


低い声が、Aの体をガタガタと震わした

俺たちはバッと後ろを振り向く


そこには、とても背が高い男がいた

Aと同じ紺色の髪の色。

手には、Aのジャージがあった


瞳は黒色で、表情は笑っていたけど

優しさがなにも見えない



こいつが…っAを…!!

自然と拳に力が入る



A父「なにやっているんだ。はやく家に入りなさい」


俺と小鳥遊の間に割って入り、
Aの腕を強引に引いて立ち上がらせた

そして、ジャージを羽織ってあげていた


忍「まてよ!!」


歩き出していたAの父さんの足が止まる



忍「そのAの傷はなんなの!!?」


小鳥遊はAの父さんを睨みつけていた

もちろん俺もだ



A父「答えてあげなさい。A」

そう言って、Aの肩に手を置いた


それにAはビクッと体がはねた

そして…ゆっくりと口を開く




A「……転んだの…」


豪炎寺・忍
 「「っ…!!」」


そう言い残し、AとAの父さんは
家の中に入っていった




『……転んだの…』


そう言ったAの目はもう、

俺たちの方を向いてはくれなかった



.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時

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