激推ししてます、太宰さん！2

太宰さんのアピール。 ページ45

落ち着いてもなお太宰さんに張り付いたまま離れたくない。今だけはこうしていたい。


国｢A、太宰はお前が居なくなって大騒ぎだったんだぞ。事務員の女性一人に厠を見させ、社内の隅々まで見て回り、居ないと気付いた瞬間事務員達に何故見ていなかったのかと問い続け、ブツブツと何か言いながら病んでだな｣

太｢ごめんなさい。反省してるからもうAちゃんに聞かせないで。

あといつから名前呼びになったの。｣


太宰さんは最後の一言で国木田さんをビクつかせる。

『太宰さん、ごめんなさい。報告、連絡、相談が必要でした。』


太｢…そんなに私は頼れないかな。｣


抱きしめる太宰さんの腕に力が入るのを感じる。

『そうじゃなくて、今回は…その…』

太｢私が傍にいれば良かった……そうだよ…傍にいればいいんだ！｣

ばっと私から離れ、国木田さんに詰寄る。


太｢これからAちゃんの任務は全て私と一緒にしてくれ給え！｣

国｢はあ！？…そもそも大体一緒になってるはずだ！お前のせいでな！｣

『だ、太宰さん！？何言ってるのですか！』


大慌てで私も駆け寄ると、私がいたせいで入って来られなかったのであろうナオミちゃんと潤くん、賢治くんに敦くんと鏡花ちゃんが入ってくる。


谷｢ここまで太宰さんはアピール…というよりもうほぼ言っているのにAさんは気付いてないんだ…｣

ナ｢太宰さんが御気の毒に見えてきましたわ。｣

太宰さんは美男。→←太宰さんと過呼吸。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す