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推しは太宰さん。 ページ21

『…』

中也さんを静かに見る。バツの悪そうな表情を向けられる。

中「…ポートマフィアって事、黙っててすまん。
騙すつもりはなかったんだ。…悪かった。」

『…いえ。嘘は言われてないので。中也さんは悪くないです。』

中「そう、か…。なあ。もし許してくれるのなら…返信くれよ。」

私達は武装探偵社とポートマフィア。敵同士だ。良いのだろうか、社の意向に反してはいないのだろうか。そんな事を考え、口を噤んでしまう。

中「お前が探偵社だろうが、俺がポートマフィアだろうが、そんなのは関係ねえ。ただ…
ただお前と少し話がしてぇだけなんだ。」

『…わかり』

太「だあめ。」

判りました。と言おうとした所で太宰さんに止められる。抱き締める形で。


『!?!?』

太「Aちゃんは私のものだもん。」

中「あ!?…こんな奴と付き合ってんのか!?」


!?!?
推しの香りに包まれながら、推しの体温に触れながら、推しに「私の」なんて言われて、付き合ってると勘違いされて…涙が出てきた…

太「え、Aちゃん!?」


『一生推しますぅ!』

太「推し…か…」

中「……推し…」

冷めた顔の二人。


太「…ほら、涙拭って。」

人差し指で涙を掬う太宰さんは美しい。
こんな場で全く危機感がないのかもしれないが、


所々傷ついたお顔でいつもの優しく微笑みは、とてつもなく美しい。


『傷…綺麗…』

太「…は?」

心底驚いたような、莫迦にしたような微妙な顔を見せる。それもいいですね!


太「Aちゃん、心中は良いけども、自分を傷つけるのは駄目だからね。」


中「ってか探偵社は銃所持してていいのかよ。」

太「あくまで護身用だからね。ちゃあんと許可も降りてる。」

中「…そうかよ。」


太「彼女は銃を持ちながらも人を助ける事にしか使わないしね。人を傷付けるのは彼女は好まない。
それに少し自虐的な所がある。いっつも怪我して帰ってくる。」

『別に自虐的な訳じゃないです。』

太「じゃあ特攻隊精神って言った方がいい?
自分を顧みず仲間や他人を守ろうとする。」


中「…なあ。」

中也さんは静かな瞳でこちらを見ている。

中「俺ならお前を絶対に傷つけない。ポートマフィアに…いや、それは危険だな……うちに…」

太「何、どういうつもり?誘拐とかしないでよね。」

溺愛の太宰さん。→←太宰さんは変態です。



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(=^・^=) - ん〜。抱けたら、で良いか〜。 (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
(=^・^=) - 太宰さんに抱かれるのかな? (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 坂竹会長さん» 妄想にお付き合いいただきありがとうございます!塾お疲れ様です。何となくの時間での更新なので突然更新したりしなかったり…自由奔放更新ですが宜しければお楽しみください(*^^*)コメントありがとうございます、とても嬉しいです。 (2020年4月7日 11時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 太宰さんッッッ!!!(( 黙れ 最近ちょうど塾が終わって家に着いてひと休みするタイミングで更新されてみれるので私はとても幸せです!お体に気をつけて更新頑張ってください! 失礼しました(。-_-。) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 49f17fb925 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます。太宰さんのかっこよさは一周回って罪ですよね…! (2020年3月27日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月26日 20時

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