激推ししてます、太宰さん！

太宰さんの笑顔。 ページ3

＿＿＿＿それから少年のここまでの経緯を聞きました。なんでも近頃この付近に出没する人食い虎を見たのだそう。


まあ何やかんやあって、倉庫で少年と太宰さんと虎を待つことになりました。
何故私もここに来たのでしょう。太宰さんのご指名で私も来たのですが、必要でしたでしょうか。


＿＿真剣に考える太宰さんもふわふわと掴めない笑顔をみせる太宰さんもどちらも美しいです。えへへ。


最後にピラリと国木田さんに紙を渡した太宰さん。指がとてもきれいでした。

ここに来るまでの間に少年の名前を聞きました。｢中島敦｣というらしいです。敦くんと呼ぼうと思います。

物騒な題名が書かれた本を熟読する太宰さんの隣に私も腰をかけて虎の出現を待ちます。

そう、｢出現｣を。



太｢Aちゃん、絶対に私の傍を離れてはいけないよ。｣

『虎さんがどこから来るのかわかっています。太宰さんの手を煩わせはしません。』


太宰さんの手を煩わせるなんて死んでも出来ません。
少し不機嫌そうな顔を見せる太宰さん。
言い方がきつかったのだろうか、失礼だったかと自分の発言を後悔し、謝罪の言葉を即座に思考。


『あの、すみません…』

太｢…君の異能は体力をかなり消耗する。君は体力がない。使わなくていい時は使わない方がいい。｣


太宰さんは私の事を考えて言ってくれたのでしょうか。大変申し訳ない事をしました…。
何も言わずにコクリと頷くと、太宰さんはそれでいい。と優しい笑顔を見せてくれました。





＿＿太宰さんが…私の事を…考えて………笑顔…

月下の太宰さん。→←相川です。

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