入社試験と太宰さん。 ページ14
敦「ああああああああっ!?」
ぴっぴっと爆弾の秒数が進む。
これ本当に進むのですか!?
慌てて私も異能力を出す。
『異能力、「或る男」』
サラサラと霧の中から現れるようにスラッと背の高い、黒髪のスーツ姿の青年が現れる。
『理久、爆弾を………え…敦くん…!?』
太「なっ」
爆弾に覆い被さる敦くん。彼自身何が起きているか理解出来ていない様子。
ぴっぴっ、何とも軽々しい音が探偵社に響く。
私の異能力、理久が私を庇うように前に立つ。
太「莫迦!!」
__人生最後に太宰さんの莫迦をいただきました。最高です。ありがとうございました。
ぴっ
『…あれ?』
爆発しない。
私の前に立ち塞がる理久の横から顔をぴょい、とだし、敦くんを見やる。
国「やれやれ…莫迦とは思っていたがこれほどとは。」
太「自 殺愛好家の才能があるね、彼は。」
呆れる国木田さんとケラケラと笑う太宰さん。
__手で口元を少し隠して笑う姿、可愛すぎます。
そして、ぽんと理久の肩に手を置く。ハッとした顔をして理久は太宰さんに振り返ったが、サラサラと空気に溶けた。異能力が解除されてしまった。
敦「へ?………え?」
私もまだ混乱する中、ナオミちゃんが潤くんへ飛び込んだ。相変わらず仲のいい。
太「つまりこれは、一種の入社試験だね。」
福「その通り。」
社長、福沢諭吉。
__渋くて素敵です。……いや、最推しは太宰さんですよ?もちろんですとも。神に誓います。太宰さんを一生推します。
福「太宰に一任する。」
敦「…」
太「合格だってさ」
敦「つ、つまり、僕に斡旋する仕事って言うのは此処の……?」
クスリと笑みを浮かべる太宰さん。あー可愛い。
太「武装探偵社へようこそ。」
その言葉を皮切りに皆気が抜けたように話を始める。太宰さんかぁっこいいなぁ…
敦くんに脅しをかけるように入社を促す太宰さんもかっこいいです。可愛いです。なぜこんなに美しいのです??
敦くんの探偵社入社が完全に決定した瞬間です。おめでとうございます。
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麗(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時