【銀魂】女隊士と愉快な仲間達５

２３５話 ↑ ページ44

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子供「あー！貧乳の人だ！」

「はぁ！？」



この前の劇で旦那が余計な事を言ってしまったせいで、見回り中子供に会うと指を差されて「貧乳の人」や「ストーカーの人」と呼ばれるようになった。

子供の中で噂が広まるのは早く、親世代にも伝わり、「劇を見に行けば良かったー」という人が増えているらしい。

あんなもの二度とやるか。



沖田「真選組の知名度も上がり、女隊士の知名度も上がり。良いことばっかですぜ、貧乳の人」

「そこに座れ、首落としてやる」



実はあの劇、近藤さんが隊士に頼んで撮影した物が残っているらしいのだ。
近藤さん曰く、忘年会等で見る、との事。

軽く黒歴史だと思う。



沖田「まぁ土方さんの事を『パパ』と呼んだのは面白かったでさァ」

「ああ、あの時の土方さんの顔は割と面白かったよ」



かなり複雑な顔をしていたのだ、喜べないけど嬉しくないわけでもないような。とっても複雑な表情を。

思い返しながら笑うと「誰の顔が面白かったって？」と背後から声がして背中が凍りつく。



「沖田ぁ、ちょっと助けてくれない？」

沖田「俺ァ知りやせん」

「裏切ったなコノヤロー！」



口笛を吹きながら振り返ることも無く進んでいく沖田に怒りを覚えながら、声の主からどう逃げようかと頭を働かせていると肩をガシッと掴まれる。

「えっと、とってもイケメンでしたよ！いつも通りカッコイイ顔でした、いやいつも以上かも！！」と必死に言うも「うるせェ貧乳の人」と真顔で言われた。

ので、足を思い切り踏み付けといた。



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