217話 ページ26
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「あー寒い・・・風邪ひいたかな・・・」
お登勢「公務員が昼間からこんな所で油売ってていいのかィ」
「油なんか売ってませんよ、これは立派な休憩です」
お登勢「はいはい」
「ここなら土方さんにバレること無さそうなんでね」とカウンター席に座りながら言う私に気を使ってお茶を出してくれるお登勢さん。
お登勢「アンタみたいなのがよく警察なんてやれてるね。」
キャサリン「サッサト帰レヨ税金泥棒!」
「税金泥棒じゃねーっつーの」
「こっちだって命懸けで江戸を守ってるんでィ!」と拳を掲げながら大声で言うと、「ありがとうございます、お勤めご苦労様です」とたまさんが言ってくれた。
その言葉に、私は涙が出そうなほど感激して、「ありがとう!たまさん!」と抱きしめた。
「最近は部下の尻拭いばっかさせられて、残業三昧なんですよ?酷くないですか?」
お登勢「でも今の仕事に誇りを持ってるんだろ?」
「・・・はい」
お登勢「じゃあいいじゃないのさ。本当に嫌だったらとっくに辞めてるだろ?アンタの性格なら。」
「お登勢さん・・・!」
「大人の女性の貫禄!カッコイイ!」と拍手をすれば「さっさと仕事に行ってきな。ほら、お迎えだよ」と顎で指す。
その方向を見ると沖田が立っていた。
沖田「お迎えでィ、さっさと帰りやすぜ。俺も今帰るところなんで。」
「どーせアンタもサボってたんでしょ」
沖田「あれれ、バレちゃったー」
「舌出しても可愛くないわ」
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堕天使(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年3月6日 14時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 全て読ませていただきました。とても面白いです!続きが待ち遠しいです。更新頑張ってください! (2016年3月6日 13時) (レス) id: e809dd5f49 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ゆずさん» 嬉しいです!更新頑張ります! (2016年3月5日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。この作品とても好きです。ハマります(笑)読みやすいです。更新頑張って下さい! (2016年3月5日 18時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
RIYU(プロフ) - 堕天使さん» ほんとにそうですね(笑)頑張って下さい! (2016年2月5日 21時) (レス) id: 86117377cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年2月3日 18時