【銀魂】女隊士と愉快な仲間達２

８７話 ↑ ページ40

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「いや本当に悪かったと思ってます。反省してます」



この前のドッキリの事で相当お怒りになられた三名に説教を食らっている。正座がそろそろ辛い。
足の痺れほど苦しいものは無いな、と思ったがこれはいつも言っている気がする。その時その時辛いものがあったらそれを一番と思ってしまう。私の癖だ。



坂田「俺ァ怒ってないから。ちょっと殴れば気が済むから」

「怒ってますよねそれ」

土方「俺も怒ってねーよ。ちょっと腹切れば気が済む」

「死んじゃいます」

沖田「怒ってるというより、本格的にこれから調教しようという気持ちが高まりやした」

「怒ってるじゃん！」



各々の怒りをぶつけられていると襖が開き山崎が入ってきた。「報告書書けまし、た･･･」と私達の光景を見て慌てるので「山崎助けて！」と言えば首を傾げる。



沖田「山崎も騙されやしたかィ？」

山崎「騙す？何のことですかね？」



山崎のその一言で私に集中的に視線が集まる。私は「山崎は騙す必要が無いでしょ」と答えた。
「なんでだよ」と旦那が冷たく聞いてくるので当たり前のように理由を述べる。



「だって山崎の事は本当に好きだもん。わざわざ嘘ついて「好きだよ♡」なんて言わなくても」

山崎「あ、ありがとう」



あ、照れてる山崎可愛い。とか思っていると山崎は三人に囲まれ飛ばされた。山崎はいつもこういう哀れな立ち位置に居るな、恵まれないな、と同情しつつも他人事のようにそれを眺めていれば。

山崎の悲痛な叫びが屯所中に響き渡ったのであった。



山崎「な、なんで･･･ギャァァァ！！」



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