81話 ページ34
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神楽「じゃあ行くアル」
「うん・・・!」
妙「顔だけは可愛いから大丈夫よ。自信もってAさん」
「・・・・・・うん」
まぁ軽いお遊びと思っていれば良いんだ。そう心に言い聞かせながら万事屋の扉を開け、一人で足を踏み入れた。
新八くん、神楽ちゃん、妙ちゃんは私に仕掛けたマイクで聞くらしい。そんなものまで用意して・・・。何処までも趣味が悪い。
「お邪魔しまーす」
坂田「また面倒なのが」
「ねぇ旦那。それ私の事ですか」
坂田「お前しかいねーだろ」
相変わらず散らかった部屋でジャンプから目を離さずに話す旦那。「ケ、ケーキ食べます?」と言えばすごい速さで起き上がる。
坂田「お前気が利く奴だな。来る度にケーキ持ってきてくれるし」
「だって旦那のこと好きですからね〜」
坂田「そーかそーか・・・え?」
ふっふっふ。こんなものか白夜叉。ちょろいものだな。
・・・みたいな事をちょっと言ってみる。心の中で。
坂田「は?お前、あー、俺も好きだよ・・・ケーキ。甘いものは本当に、最高だよな」
「チッ」
坂田「え、なにその舌打ち」
「気のせいです。さ、食べましょ」とケーキを取り出し前に置く。向かい側の席に座るよりも距離が近い方が良いな、と思い私は敢えて旦那の隣に座った。
「美味しいですね!あ、旦那。クリーム付いてますよ」
耳からは神楽ちゃんの『もっとグイグイ行くアル!そのままそのまま!』と言う声が聞こえる。
指で取って舐めればきょとんとした旦那の顔。
この時私はなんだか楽しくなっていた。
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からちぇ - すごく面白いですね!毎日の楽しみになってます(笑)これからもお体に気を付けて頑張って下さい!応援してます! (2020年5月12日 22時) (レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます!!現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです!! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです!結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります!応援に応えます!笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください!応援してます! (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2015年11月26日 16時