77話 ページ30
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「あ、あれは旦那とー・・・誰?」
サボることなく見回りをしていると前から歩いてきたのはむさくるしい男二名。一人は銀髪の旦那だがもう一人は・・・長髪でよく顔が見えない。
「旦那ー!ってあれ、かつ・・・」
桂「あー・・・久しぶりだな!」
「・・・ヅラ子さん!?」
一瞬指名手配犯の桂に見えたが、名前を言いかけた瞬間に後ろを向き、前を向いた時にはツインテールをしているヅラ子さんだった。「お似合いですその髪型も」と言えば嬉しそうに「ありがとう」と笑う。その笑顔すらも美人。
「にしても旦那。ヅラ子さんとデートですか。羨ましいですね」
坂田「何がヅラ子さんだよ。コイツァ攘夷志士の・・・ぐほっ」
攘夷志士?そんな言葉を言った気がしたがヅラ子さんに殴られたので聞き取れなかった。
ヅラ子さんは「上位・・・あ、上位の志士に口説かれたのだ」とよくわからないことを言い出したので「侍の事ですか?」と聞くと「そうそう!最近男に言い寄られる事が多くて・・・銀時に相談を・・・」と言う。かなり困っているようだ。
「困ってる事があったらすぐに相談してくださいね!私、ヅラ子さんの為に出来る事何でもしますから!」
桂「頼もしいな」
そしてふと時計を見るとそろそろ屯所に戻らなければならない時間。「また今度会いましょう!」と手を振ると振り返してくれた。
桂「可愛い女子ではないか」
坂田「・・・ま、ヅラに気付かなかったのは幕府の人間として失格だけどな。というかお前、何時までその髪型なの」
桂「ヅラじゃない、桂だ。というか銀時、これ似合ってるか?」
坂田「似合ってねーよ」
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からちぇ - すごく面白いですね!毎日の楽しみになってます(笑)これからもお体に気を付けて頑張って下さい!応援してます! (2020年5月12日 22時) (レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます!!現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです!! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです!結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります!応援に応えます!笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください!応援してます! (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2015年11月26日 16時