４９話 ページ2
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「旦那ー。いるんでしょ開けてー」
お構い無しに扉を開けようとするも開かず、壊すのも申し訳ないのでインターホンを鳴らした。
普段ならこんなことないのにそんなに家賃払いたくないのか。
実は今、お登勢さんに家賃回収を手伝えと言われ万事屋にいる。
「あーあ、ケーキ持ってきてあげたのに」
坂田「いらっしゃい神谷」
「おい」
すんなり開けてくれた旦那は私の方を見て段々と顔色を悪くしていく。振り向けば後ろにいたのはお登勢さんで、顔を青くしている理由がわかる。
お登勢さんは鬼の形相で怒鳴ると私の耳はキーンと言った。旦那は蹴りまくるお登勢さんの攻撃を防ごうと私を盾に。
お登勢「ケーキに釣られてんじゃないよ、さっさと家賃払いやがれこのクソ天パァァ！」
「ねぇなんで私を盾にしてるの、お登勢さん蹴らないでね！蹴らないでってば！」
旦那には絶対にケーキをあげないと心に誓った私は万事屋の中へ入り、箱を差し出す。ふふん、とドヤ顔で開ければ「わぁ」と歓声が上がった。
新八「大丈夫ですかAさん･･･うっわ美味しいですねこれ！」
神楽「Aなら蹴られたくらいで死なないネ。うっわ美味しいアルなこれ！」
「酷いな神楽ちゃん･･･うっわ美味しいこれ！」
ボコボコにされた旦那が羨ましそうに見ているケーキを私たち三人は美味しそうに食べると「ごめんって」と両手を合わせて平謝り。
坂田「盾にしたのは悪かったと思ってるから」
「乙女を盾にするなんて男として最低だし人間として終わってます」
坂田「え？どこに乙女なんかいるの」
「もっぺんボコボコにされてぇかクソ天パ、次は玉潰すぞ」
「怖いですよAさん」と震える新八くんの頭を撫でる。君は悪くない。それでも羨ましそうにケーキを見つめる旦那の前にすっと手を付けていないケーキを出した。
「ひ、一つ残ってるし勿体ないから」
神楽「A！それは私が食べるヤツアル！」
新八「神楽ちゃん！今Aさん良いところだから！邪魔しちゃ･･･」
神楽「なに銀ちゃん食べてるネ！それはアタイのケーキヨ！」
「離せ新八ィ！メガネが伝染る！」と叫ぶ神楽ちゃんに「メガネが伝染るって何だァァ！」と怒鳴る新八くん。
旦那を見れば私の分のケーキまで食べ終わっている。
･･･え。
「ふざけんなァァ！なんで私の分まで食ってんじゃァァ！」
坂田「イイじゃねぇかお前の分くらい」
「良くねェェェ！」
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からちぇ - すごく面白いですね！毎日の楽しみになってます（笑）これからもお体に気を付けて頑張って下さい！応援してます！ (2020年5月12日 22時) (
レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます！！現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです！！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです！結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります！応援に応えます！笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください！応援してます！ (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2015年11月26日 16時
