242話 ページ3
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山崎から貰った美味しいクッキーを食べ終わり、今度こそ自室へとスキップした。
部屋に入り机へ向かう。溜まった書類を片しながら隊士に貰った沢山の甘い物を頬張る。
「幸せだ・・・」
食べ終わった袋をゴミ箱へと投げ入れるが、入らない事に今気付く。溢れていたのだ、袋で。
こんなに食べたのか・・・と苦笑いしながら別の袋へ変えていると、1人の隊士に呼ばれる。
「どしたの?」と付いていくと「用があるらしいですよ?」と言われ、指を差す方を見ると門の前には旦那の姿があった。
坂田「ほら乗れ」
「え?」
ぶっきらぼうに投げ付けられたヘルメットを、訳も分からず被り、原付の後ろへ跨る。
「出発進行ー」と覇気のない声を出すと猛スピードで走り出し、慌てて旦那の腰へ手を回した。
「私勤務中だし・・・!あと警察ですからね?スピード違反で現行犯逮捕しますよ!」
坂田「お前も乗ってるから共犯だ」
「・・・・・・確かに」
「兎に角スピード落として!結構怖いから!」と必死に訴えかけると「えー何ー?聞こえなーい」と全然言う事を聞いてくれない。
・・・絶対聞こえてますよね。
「本当に怖いんですって!お願いしますスピード落として!!」
坂田「ったく、しゃーねェな・・・」
「聞こえてんじゃないですか」
坂田「あ、もっとスピード上げて欲しかったのね」
「うわああ!ゴメンナサイ!スピード落としてくださいいい!」
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上履き - 何回読んでも飽きません!めちゃくちゃ好きです! (2022年3月18日 11時) (レス) id: 5e0589f170 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 七さん» はじめまして!とっても嬉しいです、コメントありがとうございます(;;)(;;)最新巻で待ってます!!頑張りますね!! (2019年6月19日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
七 - はじめまして!!この小説とても面白いです!早く、86にたどり着けるようにガンガン読んでいきます!!wこれからも頑張ってください! (2019年6月19日 16時) (レス) id: 5d7ac913bd (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 茎ワカメさん» 見逃しただけかもしれないのですが、2回ほど最後まで見ましたが見つかりませんでした……。何話にいるか教えてくださいませんか?すみません。 (2017年5月5日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
茎ワカメ - あw言い忘れてましたけど!めっちゃ面白いです!ただ神谷って名前だったのに佐野って誰なんだろうと思って (2017年5月4日 12時) (レス) id: ea8ace9bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年3月11日 1時